両脇のキャラも使用する写真も、多くの場合は文章もどこかのパクリ
配信者自身の創造物ではないので削除されます
画像引用:https://originalnews.nico/323177 “ゆっくり解説動画”って見たことある? ほぼ毎日投稿する方々にアポとって話を聞いたら、マル秘エピソードが続々と飛び出した _ ニコニコニュース オリジナル
ゆっくり動画チャンネルが次々に収益無効化
動画サイトユーチューブを舞台に活躍するユーチューバーは年収数億円以上を得る人も居るが、それはごく一部に限られている。
収益化しても大半の配信者は月の報酬が数千円で、報酬振り込み基準の8000円に満たない人が多い(だから8000円に設定されている)
そうしたユーチューブの1ジャンルが”ゆっくり動画”で、同人サークル東方 Projectのキャラ「霧雨魔理沙(左側)」と「博麗霊夢(右側)」が配置されている。
AQUEST 社の「 AquesTalk 」や「棒読みちゃん」という音声合成ソフトを利用した動画制作がニコニコ動画で大ヒットした。
特徴は配信者が顔を出さなくて良く、声も合成音声なので吹き込みも無し、代わりに文章を入力したりするので製作が楽という事は無い。
ニコニコ動画からユーチューブに配信者が引っ越ししてきて、人気を得た事から新たにゆっくり動画を制作する配信者も増加していた。
ところが数年前からゆっくり動画を中心とした合成音声や決まったパターンの動画配信者が、収益化無効になるケースが続出している。
その始まりはおそらく ディー・エヌ・エー(DeNA)のまとめ医療サイト「WELQ」の騒動があった2016年頃ではなかったかと想像します。
まとめサイト騒動によって他のパクリサイトも問題視され次々と閉鎖、数多く存在した2ちゃんねるまとめサイトの多くが姿を消した。
この騒動でユーチューブもパクリや転載に厳しくなり、どこかのサイトの文章を棒読みするだけのまとめ動画を削除するようになった。
まとめ動画の特徴は「合成音声」あるいは無音で文章だけ、動画はどこかからパクった静止画がパクリ動画でした。
ゆっくり動画も自動音声で自分で撮影した動画は無く、ゲーム実況あるいはニュースまとめなどのパクリが多かった。
自分の創作物がないゆっくり動画
解説系とか独自の内容をゆっくり動画で制作していても、構成が”ゆっくり動画”である事で自動的に収益無効化されているという。
例えば何かのノウハウを教えたり解説する動画を、ゆっくり形式で作成するのと通常の動画で作成するのはどう違うがを比較してみます。
通常は配信者自身が出演し、顔はマスクやサングラスで隠してもいいし、一人称で「自分目線」にすれば自分を写さない動画にもできる。
声は基本的に自分の肉声で、自動音声では不自然だし調整がとても面倒なので、地声で録音した方がずっと作業量が少なく済みます。
対するゆっくりは基本的に自分は画面に登場せず自分目線の動画もなく、大半は自分で撮影した動画もない。
画面はどこかからパクったイラストなど静止画が多く、それを両側の女の子のイラストなどの面白さで補っている。
このスタイルの動画チャンネルが次々に収益無効化されていて、理由は「コンテンツの再利用」という通知が来ることが多い。
両側の女の子のイラストは制作ソフトの都合で全てのゆっくり動画で同じ、どこかからパクった静止画だけでオリジナルコンテンツがない。
音声も自動読み上げなので独自性なし、つまりゆっくり動画は配信者が自分で創作した創作物が無い。
ゆっくり動画はよく同人誌と比較されるが、同人誌の漫画は少なくとも自分で描いているが、ゆっくり動画は自分で創作した要素が無い。
実際には制作の手間は通常スタイルで動画撮影するよりかかっているが、自分が著作権を持つ自分の創造性がない。
この辺がゆっくり動画が削除される理由で、元ネタを調べるとどのゆっくり動画も他人の著作物を無断で利用している。