拍手!2拍手!3拍手!4拍手! (記事が良かったら拍手しよう)
読み込み中...
スポンサーリンク

世界経済危機は起きるか? 絶対に予想できない仕組み

スポンサーリンク

2008年世界経済危機の原因になったサブプライムローンは、ホームレスに無担保無審査で数千万円融資し、「トリプルAの優良債権」と投資家を騙して投資させていた。
2007年以前は誰もこれが危険だと思っていなかった
rmbs-cdo
画像引用:https://www.knak.jp/munikai/FYI/subprime.htm subprime

経済危機のパラドックス

最近アメリカ、中国、欧州、日本などでそれぞれ別な理由で景気後退し、世界的な経済危機に発展するのではないかと言われています。

アメリカはコロナ対策の数百兆円給付金がインフレを引き起こし、インフレ対策の利上げが景気後退を引き起こしています。

欧州は見捨てた筈のウクライナが”善戦してしまい”、欧州自身がロシアとの戦争に巻き込まれるリスクが生じている。


中国は長年続けてきたバブル経済の行き詰まりと、習近平が命じたゼロコロナの影響で急速に景気悪化している。

日本はいまだに1980年台以前の輸出国家の幻想を捨てられず、欧米のような国内で経済を循環させる仕組みに転換できていない。

すると日本の経済成長は100%外需依存になり、米中欧が景気後退すれば日本の成長率はそれらの国より低くなります。
特に影響が大きいのは米国の景気後退で、アメリカで経済危機が起きれば2008年リーマンショックと同じ状況になるでしょう。

様々なデータを分析した人が「第二のリーマン危機になるのは間違いない」と言っているが、ここにひとつ大きな矛盾があります。

それは「あらかじめ予想された危機は起きない」というマーフィーの法則みたいなもので、危機は予想しないから危機に発展します。
ロシアによるウクライナ侵攻はロシア軍上級将校ですら予想しておらず、だから世界中がパニックになりました。

2011年の東日本大地震と福島原発事故が事前に分かっていたら、いくら菅直人でも原子炉を爆発させはしなかったでしょう。

あの日菅直人は大した事故だと思わずに、自衛隊の出動や消火活動、海水注入や水素放出すべて禁止して、自ら現場に視察にでかけた。

予め予想された危機は起きない

東電が自衛隊に電話するのも、自衛隊機が東電幹部を緊急輸送するのも、自衛隊が発電機を原発に運ぶのも全て菅直人が禁止しました。

視察した菅総理の指示で解決したという体裁を整えるためだったが、そのせいで貴重な時間が失われ原子炉を爆発させた。

これももし事前に原子炉が爆発するのを知っていたら、もう少しましな対処をして、原子炉は爆発しなかったと推測できる。
経済危機も同様で2007年のサブプライムローン破綻がアメリカの金融システムを壊し世界経済危機に至ったが、最初誰もが「大した問題じゃない」と思っていました。

もし世界経済危機に発展するのが分かっていたら、最初からサブプライムローンを許可しなかったし、破綻を防止できたでしょう。

サブプライムローンとはホームレスや亡命者など無一文の人に数千万円を融資して、投資家に「高利回りな金融商品」と騙して売りつける商売でした。
中国の理財商品もびっくりのインチキ商法で、始めたのはビルクリントン大統領で「債務の証券化」とカッコよく言っていました。

例えばあなたが今日交通事故で死ぬのをあなたが知っていたら、家から出なければ良いのであなたが今日死ぬことはありません。

世界経済危機もこういう性質を持っているので、「危機が起きるぞ」と皆が騒ぐときは起きないのです。
代わりに「絶対安心だ」と言う時に最大の危機が起きるのは歴史が証明しています
タイトルとURLをコピーしました