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数年後ドル円は「円高」になる可能性が高い

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逆説のドル円

現在ドル円レートは1ドル135円まで円安が進んでいて、物価を加味した実質レートでは1ドル360円にも匹敵すると言われています。

報道や世論では円安の原因は米金利利上げで、日米金利差が拡大してドルが買われ今後もドル高になると予想されています。

これらは半分は当たっているがもう半分はカッパやツチノコの類と同じ、伝説に過ぎず現実ではないです。


昔の人は子供に川の危険さを教えるのに「河童が足を引っ張っておぼれる」と言っていたが、現代もあまり変わりません。

今日も経済専門家がテレビで「米金利が上がると円安になる」と言っているでしょうが、信じないでください。

米金利とドル円の長期グラフを見ると一目瞭然ですが、「米金利が上昇すると円安」になっていません。
だがグラフを1日単位など短期にしてみると、不思議な事に「米金利が上昇すると円安」になっているように見えます。

この仕組みは米金利が上昇すると専門家が言うとおり、投資家はドルで投資して金利で利益を得ようとします。

どんどんドル高になるがある時点でドル買いは一巡し、その後は長期的に円高になり、超円高へと向かいます。
これは金利と信用度の関係で、メキシコやトルコやアルゼンチンを思い浮かべて欲しいのだが「高金利通貨は下落する」法則があります。

金利の本質として信用度が高い人には低金利、信用度が低い人には高金利でお金を貸し、金利と信用度は逆の相関関係があります。

日米金利が共にゼロだったら日米両国とも信用度100%という意味で、ジンバブエやベネズエラの金利が10%なのは「10%の確率で破産する」という意味です。

米政策金利(青)とドル円(緑)にはっきりした関連性は見られない
むしろ米利上げ数年後の円高が目を引きます
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画像引用:https://media.moneyforward.com/galleries/2300 2022年は円安ドル高にブレーキ?米利上げ、新型コロナ、中間選挙、為替相場を左右するイベントを考察 – MONEY PLUS

低金利通貨が最強通貨である理由

実際にはトルコやアルゼンチンの通貨を買っても国家破産はしないが、8%や10%の金利分以上に通貨は下落します。

定期的に投資家の間で高金利国投資ブームが起きていますが、まぐれ以外で利益を得た人は居ないと思います。

それら高金利通貨は金利差分以上に円に対して1年間で下落するので、高金利通貨を買えば買うほど損をします。
日本の金利がマイナス0.1%でアメリカが1.75%のわけですが、おそらく数年間の平均でドルは円に対して年1.85%ほど下落しているでしょう。

高金利のドルに投資して金利差で儲けるには短期的に売り抜ける必要があり、長期的には「低金利通貨が高くなる」のです。

例えばあなたのクレジットカードは金利16%程度だと思いますが、それはあなたがカード会社から見て「16%の確率で破産するグループ」に含まれているからです。
ビルゲイツやイーロンマスクが持っているカードの金利はおそらくゼロに近く、イーロンマスクが銀行から1兆円借りても銀行は金利をほとんど取りません。

それは貸し倒れリスクがゼロだからで、マイナス金利を続けられる日本の信用度は100%を超えている事になります。

もし世間で言うように日本が危機的状況なら、日本の公定歩合は10%とか20%になっているが、現実の日本は世界最低金利です。
この円安は長続きせず円高トレンドに転換し、数年後に超円高になるおそれがあると書いておきます。

果たして当たるでしょうか?

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