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ガソリン高騰でアメリカ人は日用品を売って給油している

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ここはかなり高い。レギュラーで5ドルを少し切る所が多いようです
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画像引用:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-12/RDCP7HT0AFB401 米ガソリン平均小売価格、初のガロン5ドル超-インフレの新たな印 – Bloomberg

日本で1.7倍になる間、アメリカでガソリンは3.5倍になった

アメリカでは大都市を除いて自動車が生活必需品で、自動車を持っている事はまともな市民の証明のようになっている。

NYのマンハッタンなら所有していなくても良いが、地方ではまず就職できず、収入がないので車を買えない。

地方で車を所有していないのは無職かドロップアウトした人で、人々は他の支出を切り詰めてでも自動車を買う。


日本人が牛で田んぼを耕していた時にアメリカでは個人向けのスポーツカーが売れていて、太平洋戦争は牛と自動車の戦いでした。

アメリカの中古車販売台数は約3900万台、新車販売は1,458万台、乗用車保有台数は1億2000万台(商用車込みで2.86億台)あります。

アメリカは中古文化の国で住宅販売も圧倒的に中古住宅が売れ、自動車も新車の2倍以上も中古車が売れています。
しかも中古車販売台数は販売店などで売られた台数と思われ、個人売買や友人への譲渡などは含んでいません。

中国は新車販売世界一の2000万台(乗用車)ですが、中古車販売は1,297万台で新車販売よりかなり少ないです。

理由は中国で売られている車は同じ車名でも耐久性が低く、中古車販売店や整備工場の能力もあって中国の中古車は壊れやすい。
アメリカの平均自動車耐用年数(寿命)は12年、日本は13年で意外にも日本人のほうが長く使用しています。

ともあれアメリカ人の多くは古い中古車を買って壊れるまで乗り、もし自動車が動かないと働けなくなり無収入になります。

自動車が動くのに必要なのはガソリンで、EVは存在するが平均価格500万円、ガソリン中古車なら10万円からある。

ガソリンを買うために質屋に駆け込む人々

アメリカのガソリン価格は22年6月に1ガロン5ドルに達し、これが1ドル135円で計算すると1リットル178円になります。

アメリカのガソリン価格は1990年台は1リットル30円程度で日本は約100円、2000年台はアメリカ70円前後で日本140円でした。

おおざっぱに言って90年代のアメリカのガソリン価格は日本の1/3、2000年台は1/2だったが、最近は日本のほうが安くなりました。
アメリカが全米平均178円の時に日本では168円、日米差はともかくアメリカ人にとってガソリンはとんでもなく高いものになった。

金持ちはEVを買い余裕がある人はプリウスなどHVを買っているが、安い中古車しか買えない層は何もできません。

通勤のためにはガソリンを買うしかなく、ガソリンを買えなくなったら通勤できず失業するのです。
アメリカでは今ガソリンを買うために所有物を質屋や中古店で売る人が増えていて、あらゆる物が持ち込まれている。

米メディアのニューズウィークによるとゲーム機、スマホ、パソコン、工具などあらゆる物をもちこんでいる。

だが知っての通り多くの中古品の買取価格は購入価格の数分の1なので、やればやるほどその人は貧しくなります。
コロナ給付金で購入した贅沢品が、こうして質屋に流れています

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