中国人スパイ王建彬、スパイに見えないからこそスパイとして養成される
画像引用:https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1171511 成績トップだった中国人留学生は、母国からの“依頼”を断れず「スパイ活動の末端」に転落した 夢を持つ若者を引き込む中国人民解放軍の情報活動、日本へのサイバー攻撃関与の疑いで国際手配へ|全国のニュース|Web東奥
中国政府が工作員に仕立てる人物像
2012年頃に中国で反日デモがあり日本国内でも暴動があったりし、当時中国の工作員がいるという噂が盛んに流れていました。
だがその後中国人工作員は都市伝説ではなく実在し、しかも中国政府は長期出国者全員に諜報義務を課しているのが発覚しました。
日本など外国に長期滞在する中国人は政府の出国許可が必要になるが、その条件として諜報活動への協力と報告が義務化されている。
中国人は必ず「形式的なものに過ぎない」というのだが、逆に日本政府が中国在住者全員に諜報活動を科していたら、「形式的な物に過ぎない」と笑って済ませるでしょうか?
中国でスパイとして逮捕される日本人は年平均1人から数人居て、多くは逮捕した事実すら公表されず「この世に存在しない人間」として扱われる。
日本政府もこの事を公にしたがらず、国際問題にもならないし抗議をした事すらほとんどありません。
中国政府や中国人留学生自身がスパイだと認めているのに、日本政府は「日本にスパイは存在しない」と言い続け何ら対策をしていない。
警視庁公安部は2021年12月、中国人民解放軍による日本へのサイバー攻撃に関与したとして、中国人留学生王建彬(おう・けんひん)を国際指名手配する方針です。
中国は2017年から国家情報法で国民の諜報活動協力を義務化していて、協力を拒否すると中国では犯罪になります。
王建彬は24歳の時、小売会社をやめ2010年に大阪の日本語学校に留学、日中貿易ビジネスを目標にコンビニなどでバイトをしていた。
性格はおとなしく誰にでも好かれ、成績はトップでスパイや工作員には見えないが、多くのスパイはそうした人の中から選ばれる。
誰が見ても「あいつスパイだろう」という人は実は工作員に向いておらず、温厚で誰にでも好かれ政治信条を持たない人が優秀なスパイになります。
在留中国人は全員が協力義務
中国人留学生は全員が諜報活動に協力し公安に定期報告をしているが、そのやり取りで中国公安から指示を受ける事がある。
王建彬はある日、人民解放軍のサイバー攻撃部隊「61419部隊」所属軍人の妻から日本製の市販USBメモリー購入を依頼された。
それは手始めで日本国内のレンタルサーバーを契約し、そのサーバーを利用して2016年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)など国内約200機関にサイバー攻撃を行った。
2016年には日本製セキュリティーソフトを架空名義で購入し、この後大学を卒業し日本企業の内定を得たが、突然中国に帰国している。
王建彬は翌2017年に再来日し日本の公安部から任意事情聴取を受け容疑を認めたが、なぜか逮捕されずそのまま帰国している。
トランプ大統領が反中国を掲げて就任したのは2017年1月で、ファーウェイCFOがカナダで逮捕されたのは2016年12月、この後米中対立が本格化していきました。
それまで日本政府は「中国の工作員が日本で何をしても絶対に逮捕しない」方針だったが、遅ればせながら出国してから逮捕状を取り国際指名手配した。
意外にも安倍政権の7年間は中国の工作員を擁護する立場を取り、菅政権や岸田政権のほうが厳しい姿勢を見せている。
FBIは中国工作員等による技術窃盗被害が、年間25兆円から66兆円以上に及ぶと試算している。
なぜ中国あるいは韓国企業が易々と日本企業の技術を模倣し超えてきたのか、この辺で日本人は考えた方が良い