第7波は感染しやすいが重症化率はもっと低くなる
画像引用:https://www.tokyo-np.co.jp/article/154044 第6波「オミクロン株」の重症化率は?第5波よりどのくらい低い?東大チームが推計してみると…<新型コロナ>:東京新聞 TOKYO Web
今までの流行は政府がきっかけ
2022年7月20日、日本国内の新型コロナ新規感染者は15万2536人で過去最多になり、累計感染者数も1062万9880人になった。
22年2月の第6波に続く第7波だが、過去数回の流行には22年2月の北京五輪、21年8月の東京5輪など明白な理由がありました。
21年5月と20年11月から翌年の流行は菅政権のgotoごり押しと失敗で、政府がお金を出して外食を奨励しコロナを広めました。
今回の第7波の前に政府は外国人観光客を呼び戻すため、入国手続きや入国規制の緩和をやっていました。
国内の行動規制や自粛もほとんど解除され、5月から夏にかけて有名観光地は例年の半分くらいの人出があった模様です。
要するに今までのコロナ流行も今回の第7波も、すべて政府の政策で外食や観光旅行を奨励した結果流行を招いていました。
政府はもう人々が外食しようが家で食べようが、旅行しようがテレビを見ていようが干渉しない方が良いです
規模は最初数十人程度だったが流行の度に拡大し、第6波は最大10万4000人、第7波は既に11万人に達しています。
流行が始まってから一日の感染者数が最大になるまでの日数は全ての流行で1か月程度で、例えば第6波は1月4日から2月6日頃まで拡大し、その後は縮小した。
流行の始まりから最大感染者数を推測するのも可能で、今回は6月25日頃に拡大し始めたのでピークは7月末で、一日最大20万人以上が感染する可能性がある。
第6波は最大一日322人がなくなったがこの時は一日10万人感染したので死亡率は0.32%、なくなったほどんどは60歳台以上の高齢者でした。
新型コロナの死亡率は初期が最も高く次第に下がっていて、今では40代以下の感染者がなくなる事はまれになっています。
中高年はワクチンを接種した方が良い
第6波の調査では10代の重症化率はゼロで致死率もゼロで30代まで低く、40代で重症化率0.05、致死率0.02と少し上昇する。
70代で重症化率2.03、致死率1.23と1%を超え、90代以上で重症化率6.48、致死率6.21と最大になります
3回ワクチン接種歴ありだと50代まで重症化率致死率ともにほぼゼロ、80代でも重症化率2.15、致死率1.79とかなり低くなっている。
第6波の症状は軽いと言われていたが、軽いと言っても1週間くらい寝込んだり、その後も後遺症が残ったりしています。
ワクチン未接種の場合は20代までは重症化率、致死率共にゼロですが30代で発生し始め60代以上で重症率致死率が1%を超えています。
ワクチンなしだと90代以上で重症化率9.76、致死率9.33と10%近くになるので、中高年の人はワクチンを接種した方が良いです。
中国などは感染者を強制的に隔離するゼロコロナをやっているがこれには問題があり、一定数の感染者が発生しないと国民全体で免疫を獲得できない。
22年5月の調査では新型コロナの抗体保有者は東京都で6%、全国的には4.3%という数字が出ていました。
1000万人超の感染者が出ているのに抗体保有者は500万人程度なので、感染者全員が抗体を持つのではないようです。
日本は欧米と比べて感染者が少なかったので抗体を持つ人も少なく、規制緩和で感染者が増えやすい状況もあり得ると専門家は指摘している