西側が2014年のクリミア併合を黙認した事が、2022年のロシアの暴挙につながった
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画像引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3010419 クリミア住民投票始まる、ロシア編入の賛否問う 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News



既成事実化を進めるロシア、見て見ぬふりの西側

ウクライナ軍は米国製多連装ロケット砲を用いて反撃に出ているが、それが持続的なものでロシア軍を撃退できるかは意見が分かれている。

懐疑派の代表的な意見はウクライナの反撃は一時的なもので、物量に勝るロシア軍の優位性は動かないと見ている。

米国が提供した多連装砲ハイマースはたった8基で、イギリスから受領した3基と追加の4機を含めて合計15ユニットしかない。

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大国と小国が戦った場合、最初小国が善戦するが結局大国の勝利に終わる例の方が多いので、この説は間違ってもいない。

多連装砲はこの2週間ほど効果を上げているがロシア軍はやがてその対処方法を発見して無力化されると懐疑派は予想している。

要するに多連装砲は15基しかないので発射位置を特定して叩けば無効化でき、現在はその対処方法をまだ身に着けていない。


多連装砲ハイマースは大型トラックのような荷台からミサイル6発を発射し、8分ごとに6発の再発射を繰り返せるといわれている。

ハイマースは発射後すぐに移動できるので、発射地点を特定してすぐ攻撃したとしても、既に車両は現場から離れた後です。

ロシア軍がドローンを利用して発射地点近くを捜索しハイマースの位置を特定できるようになると、多連装の攻撃が防止されるかも知れません。


ロシア軍の一部はルガンスク州を制圧したあと2週間ほどの夏休みに入り、7月3週目に再び占領地域の拡大が指示されました。

ロシア軍は占領した地域で9月にも住民投票を行いロシアへの併合を発表すると見られ、2014年のクリミア併合を繰り返そうとしている。

米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー報道官は、早ければ9月にもロシアへの編入住民投票が実施されると語った。



ウクライナが都市を奪還するのは難しい

2014年にロシア軍が占領したクリミア半島では、3月16日に約150万人を対象とした住民投票が実施されていました。

投票選択肢は2つで1番目はロシアへの編入を支持し、2番目はウクライナへの帰属を支持するが、分離独立し結局はロシアに帰属するものだった。

住民にはすぐロシアに帰属するか、ウクライナから分離独立した後でロシアに帰属する2種類の選択肢が与えられた。


投票率は83.1%でロシア編入への賛成が96.77%という信じがたいものだったが、実際の投票を集計したのかは誰も知らない。

この前にロシア軍と特殊部隊がクリミアを武力占領し、親ロ勢力がクリミアに突入し住民はロシアの支配下に置かれていた。

住民投票後のクリミアの事情は一切伝わって来ず、自由な状況でのインタビューもできないので住民の生死すら不明である。


欧米や日本など西側諸国は抗議するだけでロシアの動きを防止しようとせず、2014年以降は対ロ経済制裁をずっと続けている。

ロシアは9月にもルガンスク州など占領地で住民投票を実施し、クリミアと同じように圧倒的多数でロシアに併合するでしょう。

2014年と同じく西側先進国は不満を口にするだけで、実際には何も行動を起こさないでしょう。


その後ウクライナ軍が攻勢に出て都市を奪還しようとしても、ロシア軍のように都市を廃墟にできないので攻撃できない。

ロシア軍は住民を人間の盾に利用し、住民の徴兵も強めてウクライナ人同士が戦う状況を作ります。

一度奪われた都市を、都市住民に被害を出さずに再占領するのはほとんど不可能でしょう