ウクライナ軍の砲撃で破壊されたヘルソン市内で清掃する、ロシア占領下の市民
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画像引用:https://www.rferl.org/a/ukraine-russia-invasion-rail-link-kherson-damaged-himars/31971622.html



ウクライナ軍の南部攻勢

ウクライナ戦争の中心は東部から南部に移りつつあり、ウクライナ軍が南部ヘルソンに攻勢をかけた事でロシア軍も南部に移動している。

イギリス国防省によるとウクライナ軍は主要都市ヘルソンを目指して南部で攻撃しており、ロシア軍後方の橋や鉄道など補給ルートを攻撃している。

ロシア軍はウクライナ軍からの反撃に備えて南部に軍を集結させていて、東部から戦車や兵力をヘルソン周辺に移動させるとみられる。

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イギリス国防省は、ザポリージャ付近からヘルソンの約350キロで激しい戦闘が行われていると分析している。

ウクライナ南部の北端にあたるザポリージャ原発はロシア軍が占拠しているが、8月5日に砲撃があり双方が相手側の攻撃だと非難している。

IAEA=国際原子力機関は砲撃で発電所の外部の電力供給システムが損傷を受け、緊急保護システムが作動したと説明した。


アメリカのシンクタンク戦争研究所は、ロシア側が欧米諸国の核に対する恐怖を煽る為、原発への攻撃を利用していると分析した。

同研究所はロシア軍がウクライナ軍からの攻撃を防ぐために、原発を占拠したり砲撃して、核の盾として利用しているとも分析した。

最近ウクライナ軍は長距離多連装砲ハイマースなどで東部ロシア軍後方拠点を攻撃し、ロシア軍は作戦に支障が出ている。


南部でもウクライナ軍は長距離ロケット砲でロシア軍の後方拠点を攻撃し、部隊を前進させてロシア軍占領地の奪還を試みている。

イギリス国防省は、侵攻開始以来多くの司令官が戦闘でなくなり、作戦の失敗で司令官が解任されたことが、ロシア軍の混乱に拍車をかけていると指摘した。

イギリス軍の分析ではロシア軍の部隊が数日中にも東部から南部に移動する可能性が高い。



ロシア軍の兵力不足が深刻化

2020年2月24日の侵攻開始から6か月が経とうとしているが、両国ともに巨大なダメージを受けて苦しんでいます。

ウクライナからは今までに約1000万人超が出国し、欧州に入国した人数は約660万人超、ロシアに移動または連行された人も180万人以上に達している。

ウクライナの2020年3月以降のGDPは侵攻前と比べて半減したと推測され、食糧不足で飢餓のおそれも出てきている。


一方のロシア軍は米国政府の情報によると今までに2万人の兵士がなくなり、約7万5000人が戦場から離脱した。

ウクライナ軍の損失は明らかになっていないが、ロシア軍より少ないと推測されている。

ロシア軍のウクライナでの兵力も不明だが、損失を考えると残り10万人以上だが15万人よりかなり少ないと考えられる。


ウクライナ軍は長距離攻撃によってロシア軍後方の橋を破壊し、ロシア軍が補給できず一部では孤立している。

ロシア軍は東部から南部へ兵力を転換するようだが、東部にも兵力を残す必要があるので、何万人も東部から引き抜く事はできない。

もし東部ががら空きになればウクライナ軍は目標を東部に変更する事も出来、ロシア軍は苦しい戦いを強いられる。