ロシア軍は原発ならウクライナ軍が攻撃しないと考え、原発敷地内から周囲を砲撃している
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画像引用:https://article.auone.jp/detail/1/4/8/307_8_r_20220811_1660152861897695 ザポリージャ原発 IAEAの専門家派遣の必要性訴え G7外相共同声明_au Webポータル国際ニュース



ロシア軍が原発の盾を利用

22年8月11日、ウクライナ政府はロシア軍が占拠している南部のサボリージャ原発からロケット弾を発射し、23人が死傷したと発表した。

ロシア軍はウクライナ軍が原発を攻撃しないと考えて、原発を盾として利用していると非難した。

ロシア軍はサボリージャ原発から、ドニエプル川を隔てたマルハネツという町を攻撃し、ゼレンスキー大統領は反撃を指示した。

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マルハネツの近くにあるニコポリ市長は、過去1週間毎日ロシア軍からの砲撃を受けていると語った。

ゼレンスキー大統領はビデオ演説で、早期に戦争終結させるため、占領者に最大限の損害を与える方法を考えなくてはならないと語った。

ウクライナ原子力発電公社のペトロ・コティン氏は8月8日、ロシア軍がウクライナの陣地に攻撃を仕掛けるため、サボリージャ原発を軍事基地に転用していると語った。


サボリージャ原発は侵攻後の3月に砲撃を受けた後でロシア軍が占領し、最近また砲撃を受けたがロシア軍の自作自演だと言われている。

世界はサボリージャ原発の放射能漏れや爆発を心配して注目し、ロシア軍は「核の危機」を盾にして原発内から周辺を砲撃している。

ウクライナ軍は原発被害を恐れて攻撃してこないと踏んでの事で、まるでアフリカや中南米のゲリラの手口です。


サボリージャ原発は現在もロシア軍監視下でウクライナ人の発電所作業員が原発の稼働を続けている。

AFP通信によるとロシアはサボリージャ原発をクリミア半島の電力網に接続し送電する準備を進めている。

同原発はウクライナ側と4本の送電線で接続されていたがロシア軍が切断した為1本になり、すべて切断されると福島原発と同じ「電源喪失」になる。



ロシア軍の悪あがき

サボリージャ原発にはディーゼル発電機があり、おそらくロシア軍は送電線を切断した後でクリミア半島の送電線を接続する。

現在ウクライナ軍は南部の都市ヘルソン占領を目指していて、ヘルソンからサボリージャ原発までの約350キロが激戦地になっている。

ロシア軍は大河であるドニエプル川を越えて北側を守っていて、ウクライナ軍は背後の橋を攻撃しロシア軍の補給と退路を断った。


対するロシア軍はサボリージャ原発を基地化して原発敷地内から砲撃し、ウクライナ軍は攻撃してこないと予想している。

西部のブチャや東部のマリウポリをロシア軍が占領した時、ロシア軍は住民を建物や地下室に閉じこめ、ウクライナ軍に攻撃されないための盾に使った。

今回は原発の盾という訳で、つくづくロシア軍には武士の誇りもプライドも何もない。


ウクライナ軍は米軍から対人ロケットを提供して貰えば、原発を破壊せずロシア兵を排除できるが、外部の配管などは破損する可能性がある。

仮にウクライナ軍が原発に突入した場合、ロシア軍は意図的に原子炉を爆破したりメルトダウンを起こさせる可能性がある。

ロシア軍は各地でこうした行為をしているので、ウクライナ軍の攻勢で撤退する時にもただでは済みそうもない。