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中国の成功が産んだ独裁国家ブーム 祭りのあと始末

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軍事独裁国家中国の成功によって模倣する国が増えた
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画像引用:https://jp.wsj.com/articles/SB11701793380595034490404585584941839154422 中国が最新兵器を公開、軍事パレードで戦闘能力誇示 – WSJ

タケノコのように増えた独裁国家
おそらく2007年世界経済危機あたりから世界で独裁国家や軍事国家が増え始め、一種のブームのようになった。
さらにさかのぼると2001年911テロがあり、中東には数えきれない武装勢力があり大半が軍事独裁政権で元をたどると武装勢力の一つだった。
中華人民共和国の前身は中華民国共産党でその前身はソビエト共産党北京支部、地方の武装勢力がGDP世界2位に上り詰めた。

欧米や先進国は中国の経済成長を見て次の超大国は中国と誉め、ひれ伏すような態度を取ったがこれは大きな問題を引き起こした。
学生が結成した武装勢力が超大国になれるなら、もう欧米のような先進国は必要ないと多くの貧しい国は思った。
貧しい国はアメリカやフランスやスイスになれっこないが、中国やロシアや北朝鮮やサウジアラビアにはなれるだろう。
サウジアラビアはまともな国のように紹介されているが国会は存在せず選挙権もなし、国王が150人の評議会を選びすべてを決定している。
北朝鮮ですら形式的な選挙が存在するがサウジにはそれすら無いのに、欧米や日本のような先進国は油が欲しくてヘリ下っている。
そう言えば中東の国々で総選挙のニュースを聞いたことが無いが、多くはこんな武装勢力まがいの制度です。
2021年8月31日にアメリカは10年間対テロ戦争を戦い『敗戦』してアフガニスタンから撤退、アメリカに協力した現地人は置き去りになった。
その日のうちに武装勢力タリバンが新国家を宣言し、民主主義や選挙や教育や自由を廃止した。
これらの権利は先進国となった帝国が国を発展させるために作ったので、自由貿易や自由市場で金を得るためには国民の自由が必要だからつくりました。
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中国、ロシアに倣って独裁化した国々

タリバンのアフガニスタンや北朝鮮のような国には自由が無いので自由市場もなく、教育がないので人材も育たず発展する筈がありません。
ところがここに一つ例外があり、中国には西側のような自由がないのに経済成長し、近隣のライバルの日本をGDPで抜いた。
もっとも日本と中国には1人当たりGDPで4倍の差があるのだが、かつてその差は20倍以上だったので驚異の成功と言える。
独裁国家中国の成功は世界の貧しい国に影響を与え、影響下にある中央アジアや南アジアの国々も中国やロシアに見習うようになった。
タイはかつて西側陣営でベトナム戦争を戦いバブル期には日本と親密だったが、クーデターで軍事政権に変わり中国やロシアと接近した。
インドもかつて民主的な先進国を目指していたが、今は中国のような独裁的な「大国」になるのを目標にしています。
かつての理論では先進国のように自由で民主的で洗練された国だけが経済的に成功するとされたが、中国の成功でそれらは無くて良い事になった。
先進国になれるのはごく一部の国だけなので大多数の国はその枠に入れず、独裁的な成功は彼らにとって魅力的です。

こうして世界で独裁国家ブームが起こったが2022年にロシアがウクライナに侵攻し、おそらく予想もしなかった大敗を喫する。

ロシアはウクライナ国内に「独立勢力」を作って侵略したが、今度はロシア国内に「民主化勢力」が生れてロシア政府と戦争を始めるかも知れません。
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