両軍はひとつのマスを取るのに多大な労力と犠牲を払っている
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どちらも苦戦しているがウクライナ軍が優勢

2022年9月8日、ウクライナのゼレンスキー大統領は9月1日以降1000平方キロを超える領土をロシア軍から奪還したと語った

ウクライナ軍幹部もこの前にハリコフ周辺で700平方キロを超える領土を奪還しロシア陣地に最大50キロしたなどと説明していた

フロモフ准将は「今週初めからウクライナ軍はハリコフ方面の敵陣に最大50キロまで進攻した」と言ったが作戦の詳細や具体的な地名は明かせないとした

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准将はハリコフとピブデンニ川方面で700平方キロ以上の失われた領土を取り戻したと言い、ピブデンニ川はヘルソン市とオデッサの中間にあるようです

またウクライナ軍は東部のスラビャンスク前線で最大3キロ前進し、オゼルネという集落を奪還したとも語った

700平方キロというと25キロ四方なのでそう広大ではなく、両軍が非常に厳しい戦いをしているのが分かる


22年3月から4月にウクライナ軍が北部でロシア軍を追い出した時、米軍関係者は「これからは陣地戦になるので防衛戦より苦しい」と予言した

防衛戦は待ち構えて敵が来たら攻撃するが、道路を挟んでビル一つを奪い合う陣地戦は24時間の戦闘が何か月も続く

CNNによると最近までロシア軍が占領していた北東部のハリコフでウクライナ兵の存在が確認された


CNNはSNSの位置情報確認機能によって撮影されたのがハリコフ市内で、動画は最近のものなのを確認したという

ウクライナ軍は8月以降南部で攻勢をかけていて、ロシア軍は東部から南部に兵力を移動させたので東部が手薄になった

地形を見るとウクライナ軍が東部と南部を移動するのは400キロくらいだが、ロシア軍は外周を大回りするので800キロの距離がある(ロシア領と黒海を経由するともっと遠い)


戦力は距離の二乗に反比例する法則からは、大回りするロシア軍は最短距離を通るウクライナ軍よりかなり不利になります




兵器や消耗品が枯渇しているロシア軍

ロシア軍は最近北朝鮮から砲弾など数百万発を輸入する合意に達したと報道されたが、兵器や砲弾などの不足になやまされている

イギリスのシンクタンク王立防衛安全保障研究所は8月8日、ロシア軍が今までに使用した兵器を分析し報告書を発表しました

ロシア軍兵器からは日米欧など外国製の部品が450種類以上見つかり、米国企業318個、日本企業34個、台湾企業30個だが必ずしも製造国と一致しない


日本製カメラはタイ工場で作っているし米国製iPhoneは中国や台湾で製造していて、製造過程で原料や工作機械を外国に依存している例も多い

数年前日本政府が韓国に半導体素材輸出厳格化をしたが、韓国は素材以外の半導体製造機械や他の工程でも日本製に依存していました

半導体以外でも現代では多くの分野で外国に依存していて、例えばボーイングは世界中から部品を購入して旅客機を製造している


重要な素材や部品の多くは先進国が握っているので、輸入を止められたロシアは国内で戦車や戦闘機やミサイルを製造できないと言われている

コンピューターなしの戦車は製造できると思いますが、それでは旧ソ連の戦車と同じになってしまいます

ロシア軍は毎日5万発から10万発の砲弾を撃っているので北朝鮮から300万発輸入しても30日から60日分で、北朝鮮の工業力から新たに製造はできないでしょう


ロシアは石油や鉄鋼石などを自給できるが、例えば欧米自動車メーカーが撤退したので原始的な小型車ラーダを製造している

ラーダは欧米からエアバッグを購入できないので中国やイランから購入しているが、ABSなどは搭載できていない

自動車では我慢すれば良いが兵器がこうだったらロシア軍はウクライナ軍の兵器に負けてしまう