ゴルフをしない人が会員権を買って投資したらバブル
ビットコインはマネーロンダリングする人以外には不要
ビットコインとゴルフ会員権
ビットコインは21年11月の最高値6万7000ドルから現在は2万ドル前後に下落し、将来性も悲観視されているようです
たった1年前世界の人々は「10万ドルは通過点、すぐ20万ドルを超え100万ドルになる」と豪語しビットコインが基軸通貨になると言っていた
1989年の日本では「日経平均10万円は通過点」だと言い、ゴルフ会員権が数千万円で売れたり山中に高層マンションを建てまくっていました
当然の事として日経平均は10万円にならなかったし山中のマンションは半ばゴーストタウン化しています
この間違いは企業が生み出す利益と比較して不合理なほど高額な株価をつけ、それが今後も値上がりし続けると考えた事でした
ゴルフ会員権も投機で値上がりしただけで、なんで棒を振って玉を転がすのに数千万円かかるのか意味不明です
商品の値段はその物の実用的価値で決まるべきで、皆が買っているから自分も買うような商品は必ずいつか暴落しています
現代のゴルフ会員権と言うべきものがビットコインなどの仮想通貨で、およそ実用的価値とかけ離れた値段で取引されている
ゴルフ会員権は本来ゴルフをする人が会員権を購入する事で非会員より料金やサービスで優遇されるというものです
これがバブル経済で投機の対象になりゴルフをしない人が投資として購入した為、本来の価値とかけ離れて高額になった
ビットコインの実用価値とはずばり「脱税」「資産隠し」で、それ以外のメリットはほとんど考えられません
ある時期ビットコイン購入者のほとんどが中国香港人で、あの国では資産を突然没収されるので政府から金を隠すのに利用されます
仮想通貨国家の愚かさ
ビットコインは購入と売却の差額で1割以上引かれるので法定通貨より安くないが、国から金を隠せて税金を払わずに済む
例えば半分手数料に取られても中国人や中南米のマフィアから見ると、ビットコインは魅力的な通貨です
メキシコのマフィアの親分が逮捕されて数十年服役しても、ビットコインを現金化すれば資産を取り戻せる
ただ仮想通貨は変動相場制で誰も管理していないので、価格は大きく乱高下するのが特徴です
今までビットコインは長期的に上昇していたが、それはおそらくバブルだからで永遠に膨張し続けるものはありません
国や警察から追われていない人にとってビットコインはまったくの無価値だが、「皆が買うから自分も買う」という理由で投機になった
中南米で最も貧しいエルサルバドルは21年9月にビットコインを法定通貨にし、仮想通貨がドルに代わる基軸通貨になると大きな話題になりました
ビットコインを核とする戦略都市「ビットコインシティー」の建設計画もあったが事実上中止されています
ビットコインシティーは仮想通貨の投資家と採掘者(マイナー)への課税を免除し、仮想通貨のタックスヘイブンとして発展する予定だった
だがビットコインは1年で1/3に暴落しエルサルバドルは多額の損失をこうむり、以前より貧しくなりました
タヌキの葉っぱをお金だと思って使ったら後で請求書が来たような話です
お金とは日米欧などの先進国が発行した法定通貨だけで、他はタヌキの葉っぱに似たものです