1ドル144円を伝える外為ドットコム(TBS)
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画像引用:https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/146526 一時1ドル=145円迫る 今年30円円安に 24年ぶり円安水準 _ TBS NEWS DIG



1ドル1000円にはならない

22年9月7日に1ドル144円になり24年ぶりの円安、24年前といえばアジア通貨危機で韓国が国家破産した年なのでそれほどの変動が起きている

今回の円安のきっかけは新型コロナによる不況に対処する為トランプ・バイデン政権が数百兆円もの経済支援をし景気が良くなったのに端を発している

景気が良くなりすぎて物価が上昇しインフレ率は8%以上になり、ハイパーインフレやスタグフレーションが懸念されている

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どちらもインフレが進行して経済が大きな打撃を受ける事で、米中央銀行FRBは急激な利上げに舵を切った

米政策金利は22年3月まで0.25%だったが7月に2.5%になり、今年中に4%、23年に5%が予想されています

自分のカード金利や住宅金利が4か月で10倍に値上がりしたら驚くでしょうが、それが現実になっているのがアメリカです(実施のローン金利はこれほど急激には上昇しない)


主要国が他の国より大幅に利上げすると利益を求める人々は低金利通貨で金を借り、高金利通貨を購入して運用します

日本の金利がアメリカの10分の1だったら、日本で借金をして米ドルに交換しアメリカで運用すれば10倍の金利を受け取れます

今起きているのはこの動きで、FRBが利上げを続ける限りドルは上昇するでしょう


だがFRBは金利100%にもできないので、ある時期になると「そろそろ利上げは終わるだろう」という観測が市場で支配的になります

ドルを買うのは今後の大幅な利上げを見越した動きなので、もう大幅な利上げはないと分かれば利益確定でドル売り円買いに変わります

投資家は円で借金をしたので返済しなくてはならず、もし円高になると返済金額が膨らんで莫大な借金を背負います



為替介入はタイミングが重要

円高になる前に借金を返済したい投資家は先を争ってドル売り円買いをするので、一瞬にしてドルと円の価値が逆転します

アジア通貨危機でもリーマンショックでも危機の度に同じ事が起きているので、今回もある日を境に円高に向かうと予告しておきます

黒田日銀総裁は「一日に2円も3円も動くのは急激な変化だ」と言っていたが、この動きは相場が逆転し始める前に見られます


東日本大震災後の急激な円高では一日10円近くも円高になる事があり、有名アナリストは「1ドルは30円になる」と言っていました

相場が急激に動いて一日の変動幅が大きくなるのは、もうその相場の終わりが近づいているからです

ビットコインもそうでしたが急激で一方的な上昇は、もう急激な上昇期の終わりが近いと判断するべきです


そんな中で市場では日本と中国、アジア諸国によるドル売り介入が噂され、ロイターによるとドル高に不満を持つ国が一斉に為替介入する可能性がある

中国の外貨準備は3兆0550億ドルで日本は1兆2900億ドル、インド、台湾、シンガポールの合計は1兆4000億ドルになる。

これら不満分子の外貨準備は世界全体の4割近くに達し、そのうちのかなりは米国債の形で保有されている


アメリカは為替介入を犯罪行為だと言っているが、その一方で神経をとがらせ警戒している

為替介入は円高や円安の終わりが見えてからやれば効果があるが、今まさに進行中でやってもお金が市場に飲み込まれるだけです

急激な円安の終わりが見えてFRBの利上げも先が見えてからやると、かなりの効果が見込めるでしょう