住宅価格が上がると資産が借金を上回るが、下落すると借金が資産を上回ります
そして借金返済が困難になるのがバブル崩壊です
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人々の住宅への執念

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって6か月半が経ったが、毎日記事を書いていてどうしても腑に落ちない事がありました

それはロシア軍に占領されるのが分かっているのに、逃げ遅れ等ではなく避難を拒否した人が大勢いた事でした

ヘルソンやハリコフ、マリウポリ、セベロドネツクなどはいずれもロシア軍の砲撃で廃墟になった町に数千人から数万人が住んで居ます

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ロシアの電撃戦で逃げ遅れたなどではなく自分の意思で町に残り、一度は逃げ出したが自分の意思で町に戻った人すらいました

北部の町ブチャなどではロシア軍によって住民数千人が犠牲になったとされ、そうした情報があるのに他の町では逃げない人々が居た

逃げない理由は合理的な理由ではまったく説明できないが、海外メディアはいくつかの理由が避難を妨げていると分析した


一つは隣町に行くにも金が掛かる事で、ドンバスのロシア占領地からウクライナ支配地に移動するには300ドル(約3万9000円)かかるとCNNは書いている

もう一つは「家と土地を失う恐怖」がロシア軍の恐怖を上回っているからで、自宅が廃墟になってもそこで暮らす人が居ました

家や土地への執念はこれほど凄い物なので、しばしば住宅市場はバブルを引き起こしバブル崩壊の引き金にもなってきました


2022年の現在欧米や中国の経済崩壊が懸念されているが、やっぱり不動産や住宅市場が混乱の中心地になっています

オーストラリアやカナダは最近10年以上住宅市場が好景気だったが、バブル的な住宅市場が崩壊し住宅価格が2桁の下落に見舞われている

アメリカはインフレ率が8%に達し対策としてFRBは急激な利上げを進め、現在進行形で住宅ローン金利が上昇しています




不動産が上昇した国は不動産不況に苦しむ

ローン金利が上昇すると住宅を購入する人が減り、今後住宅価格の下落と市場の縮小が予想されています

住宅価格が下落すると家庭のバランスシートが狂い、今までは資産が借金より多かったのに借金のほうが多くなります

すると家庭は支出を切り詰めて借金返済の為に働くようになり、企業もこうなるので国全体がバランスシート型不況になります


土地価格は最もバブルになりやすいもので、面積や土地そのものは絶対に変わらないのに価格だけが経済状況で変化します

かつて中韓台などアジアの不動産は二束三文の値段だったが、場所によっては東京の不動産価格やマンション価格を上回っています

マスコミは「日本は衰退しアジアが成長した」と言うが、客観的に見れば上海ソウル台北の不動産市場はバブルでした


アメリカでも巨大IT企業群が経済成長をけん引し、株価は数倍になり不動産価格も吊り上がりニューヨークでは一戸建て住宅価格が平均1億円を超えた

賃貸マンションでもワンルーム家賃が50万円で家族向けが70万円以上になり、主要都市で住宅難が深刻化している

アメリカ経済が成長したと言っても地面1枚の状況は100年前と同じなのでこれもバブル、住宅価格が下がるとアメリカ人も借金返済に追われるようになる