2014年の経済制裁でロシアGDPは2/3になった
ここから推測すると最良の場合でも5年後に2/3に縮小する
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2014年制裁でロシア経済は2/3になった

多くの経済指標によるとロシア経済は長期的に侵攻前の半分程度に縮小するだろうと予想されている

22年のロシアGDPはマイナス8%、通貨のルーブルは侵攻前よりむしろ高くなっていてエネルギー輸出で過去最大の経常黒字と貿易黒字を出す予定です

だが内容を見ると欧米の制裁で輸入は50%減少、輸出も実は5%減少、これでGDPがマイナス8%という発表はおかしい

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ロシアはウクライナ侵攻のため全ての軍需工場がフル稼働していて、軍事面では好景気で潤っている人もいる

だが外資撤退と制裁でロシアの国内消費は相当減少していて、実際失業者が増え軍隊以外にに就職先がないと言われている

計算上経常黒字はGDPに加算されるので22年通年で約3000億ドルがロシアのGDP(2019年は1.5兆ドル)に加算される


だがこの40兆円以上は国内でロシア人のために使われず欧米の制裁で先進国から買い物もできず、中国やインドやイランとしか貿易できない

中国からすぐ壊れる自転車を輸入できるかもしれないが、外貨を稼いでもロシアが必要とする多くの物は購入できない

ロシアがやっているのは稼いだ外貨による自国通貨購入で、このため一時暴落したルーブルは高くなり通貨が安定している


こうしてロシア経済は崩壊せず一見平穏を保っているが、これでは内需や消費が拡大せず外国からの投資が無いので、塩をかけられたナメクジのようにじりじりと縮小する

ロシアは2014年にクリミア半島併合で欧米の経済制裁を受けたが、2.292兆ドルから2020年の1.483兆ドルに経済縮小した

2013年と比べて2020年のロシア経済は2/3に縮んでいて、20年はコロナの影響もあったとは言え経済制裁はかなりの効果を上げた




ロシアと中国は今後険悪化する

22年ウクライナ侵攻の経済制裁は14年の経済制裁より遥かに強力なので、これが5年間続いたらロシアのGDPは21年の半分まで落ちます

今の半分になるとロシアのGDPは中国の1/20、韓国やイタリアの半分になり巨大な軍隊や核戦力を維持できなくなります

22年9月にウズベキスタンで開催された上海協力機構は中ロ版NATOの軍事同盟と言われていたが、習近平はプーチンをけんもほろろに扱った


プーチンが「親愛なる賢明な同士」と持ち上げたのに対し習は相手にしない態度を通したが、これは伝統的中国外交を知る者には予想できた

中国の歴代王朝は敵対する相手には丁重に扱うが、自分に従う態度を取る者には冷酷に扱った

朝鮮半島の歴代王は皇帝に従ったので皇帝は「家来」と見なしたが、聖徳太子以来敵対した日本には慎重に接した


自分に敵対する相手は力を持っているので客人として丁寧に接するが、「親愛なる同士様」などとすり寄ってくる相手は一発ぶんなぐるのが中国流です

例として中国と対立姿勢を取った小泉、中曽根、安倍首相を丁重に扱ったが、すり寄ってきた鳩山や菅直人は相手にもしなかった

ロシアは中国と対立する国力がなくなると良くて属国のような扱いを受け、中国から見て北朝鮮や韓国並みになる


既にそうなっていると感じたのは習近平とプーチンの首脳会談で共同宣言や共同声明を拒否し、夕食会や記念写真すら拒否した事でした

この態度は韓国の朴槿恵大統領が習近平を「同盟国、反日同士」と馴れ馴れしく呼んだときの対応にそっくりでした

習と中国はおそらく「格下の国から同士呼ばわりされる筋合いはない」と思ったはずで、それが中国人の発想です