最新情報ではウクライナ軍はオスキル川(水色)を越えてセベロドネツクやスバトボに迫っている
ここでロシア軍が食い止めるか突破するかは後に大きな違いになる
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画像引用:https://twitter.com/ChuckPfarrer/status/1570938826771800067



9月攻勢で戦局転換

ウクライナ軍は22年9月6日頃東部ウクライナで攻勢に出ていくつかの集落を奪還したと発表したがこの時点で真に受ける人はいなかった

今までも反撃すると言っては小規模な攻撃をし、その後拮抗した状態になり両軍とも停滞するのを繰り返したからでした

9月の東部攻勢の前にウクライナ軍は南部で攻勢に出ていて、今思えば8月9日のクリミアロシア空軍基地の爆破も東部攻撃のブラフでした

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ブラフははったりや脅しで相手を騙す事で、ウクライナ軍は南部で攻勢をかけてドニエプル側を渡ったロシア軍2万人を孤立させた

慌てたロシア軍は東部から部隊を移動させ南部を救援したが、その手薄になった東部ハリコフ州が本命だった

ウクライナ軍は大量の戦車や装甲車や火砲、兵力を動員したので偵察すればロシア軍には分かった筈ですが、そうした能力も低下していた


9月6日に反抗開始したウクライナ軍はあっと言う間にハリコフ州全域に広がり9月10日ごろにはロシア国境に達していた

9月12日にはハリコフ州全域を占領し、ウクライナ軍は18日までにオスキル川の東岸に進軍したと発表した

オスキル川はクピャンスク市から南側に伸びる大河で川を渡った15キロほど先はルガンスク州でロシア軍が全域を占領している


ロシアはルガンスク人民共和国を勝手に建国し併合の準備を進めていたが、ここをウクライナ軍が突破すれば大戦果になる

ロシア軍が6月末にルガンスク州を完全制圧し、これで戦争終結する方法もあったがプーチンとゼレンスキー双方が拒否した

ルガンスク州は最もロシア側に入り込んだ地形で最初にロシア軍に占領され、ウクライナ軍にとっては敵地に近い鬼門となっている




オスキル川の攻防

ロシア軍がオスキル川の東側に強固な防衛線を張ると再び戦局は膠着するが、ウクライナ軍は南部への攻勢を再開する手がある

南部ではサボリージャ原発からヘルソン市までの約350キロに渡ってドニエプル川の攻防になっていて、ロシア軍2万人がウクライナ側に孤立している

問題なのはその2万人の中に取り残されたウクライナ住民も居る事で、総攻撃で絨毯爆撃や焼野原にはできない


ロシア軍は東部から兵力を南部に移動させると手薄になった東部が攻撃されるのが分かり、もう南部への増援はできない

かといってロシア国内での兵員補充は難航していて、すぐ徴兵しても数か月は訓練をしないと派兵した先から全滅してしまう

ロシア軍はハリコフ州から撤退する時に大量の兵器や弾薬を放棄し、かなりのロシア兵が取り残されたとされている


ただでさえ不足していたロシアの戦争資源がさらに減少したので、ロシア軍は今後前線を維持するのに苦労するでしょう

ではウクライナ軍が勝利に乗じて一気に前進できるかと言うと、ウクライナ軍の兵力はせいぜいロシア軍と同等か少し多いくらいです

ウクライナ軍は元々ロシア軍より装備が劣っていたが欧米の支援を受けてトントンになり、最近は優勢になったとされている


兵力以外でも問題がありロシア占領地にはウクライナ住民が残っているため、ロシア軍がやったような都市への攻撃はできません