クリミア併合の住民投票では1賛成2賛成の2つの選択肢しかなかった
それにロシア国旗を持って笑っている親子はロシアからの移民の可能性がある
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画像引用:https://www.afpbb.com/articles/-/3010419 クリミア住民投票始まる、ロシア編入の賛否問う 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News



ウクライナの占領地で住民投票へ

ロシアのプーチン大統領は22年9月のハリコフ州での敗戦を受けてロシア軍の立て直しと占領地防衛の手を打ってきました

ウクライナの親ロシア派勢力は20日、占領している4つの州で同時に住民投票を実施すると発表した

ルガンスク州、ドネツク州、ヘルソン州、サボリージャ州の4州で22年9月23日から27日に住民投票を実施する

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この”住民”なのだがハリコフ州の奪還を受けて同州や周辺のルガンスク州やドネツク州に移住していたロシア人が自動車で避難していた

つまりこれら4州にはかなりの数のロシア人がすでに移民していて、各州の支配層となり政治ポストなどを与えられている

次にロシア編入の是非を問う住民投票ですが2014年にクリミアで同じ趣旨の住民投票が実施されていました


クリミア住民投票の選択肢は2つあり1つは今すぐにロシアへの編入を希望する、2つ目はクリミア憲法を改正してロシアへの編入を希望するでした

ロシアは99%以上の圧倒的多数でロシアへの編入を希望したと発表したが、ロシアへの編入を希望しない選択肢は最初からありません

またクリミアでは住民投票をボイコットする運動があったが全員が逮捕され、デモ行進や抗議運動も鎮圧され行われませんでした


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4州併合で欧米の制裁強化も

今回の占領地での住民投票も過去の成功を踏襲すると見られ、ロシアとプーチンは過去に一度成功したパターンを何度も試す傾向がある

住民投票の選択肢はおそらく2つで1つは「今すぐに編入する」もう1つは「ウクライナから離脱してロシアに編入する」のような事でしょう

投票は2つのうちどれかをチェックする方式で、他の事を書いたり別な選択肢は与えられません


どちらもロシアへの編入を希望するので住民全員が「ロシアへの編入を希望した」とロシアは発表します

投票しない人や抗議の何かを書き込む人も居るわけですが、それは無効票になり最初から投票していない扱いになります


住民投票が成立するとロシアはすぐに4州の併合手続きをし、これを承認する国がいくつか現れます

ベラルーシとか今戦争をしている旧ソ連構成国、ロシア支持を表明しているブラジル、トルコ、インド、中国も可能性はあります

習近平とプーチンは先日首脳会談をしたが、その席で併合承認の合意を取り付けた可能性もあります


中国はロシアと一緒に制裁を受けるリスクは拒否しているが、ロシアが勝手に併合したのを承認するだけなら欧米も対中制裁はしないでしょう

2014年に欧米諸国がロシアを制裁したのはクリミアを併合したからで、今回も4州併合によって欧米は経済制裁を強化する可能性があります