自分が生きている間にデータを読めなくなるのは苦痛以外の何物でもない
画像引用:https://www.data-osaka.com/blog/20180417/ 【重要】知らなきゃ損する意外と短い記録メディアの寿命 _ データ復旧 大阪駅1分 全国No.1出張実績|物理障害も対応可能
ある日全てのデータが消えるかも知れない
最近消えたと思われた磁気テープの需要が再び増大し、大容量データ保存用として大量に売れているそうです
と言っても一般の人向けではなくテープ1巻数千円以上で再生機は数十万円以上、顧客はテレビ局や大手IT企業が多いという
グーグルやアップルやマイクロフトのような超巨大企業は膨大なデータをネット上に保存しているが、現実にはハードディスクなどに保存している
HDDはアメリカにあったり外国にあったりするが、データを保存しているHDDが壊れたら保存データも消滅します
そのためにバックアップHDDが存在するがそれも同時に壊れたら、もうその中のデータは地球上から消滅します
SSDにしてもその装置が壊れたらデータが消滅するのは、同じで長期間データを保存するにはまったく向いていません
HDDの寿命は数年ですがご存じの通り当たり外れがあって、1年で壊れる場合もあれば10年以上持つ場合もあります
例えば名作映画とか何かのデータがそのHDDにしか存在しないのに、それが壊れたらもうその名画はこの世から消えてしまいます
これでは困るのでHDDなどより遥かに耐久性が高い記憶メディアが必要とされ、それが従来式の磁気テープでした
大手IT企業は大量の磁気テープにバックアップを保存していて、データの増加によって磁気テープも膨大な量になっています
2011年にグーグルの「Gmail」で大量のデータが消失したが、磁気テープのバックアップを読み込んで復旧したという
磁気テープはそれ自体が物理的に存在する限りデータも保存され、高品質なものなら数十年の耐久性があります
磁気テープやフィルムは次の世代まで残る
みなさんの押し入れなどに入っている昔のカセットテープも、ダメな物もあるが聞き取れるものもあると思います
CDやDVDはデジタルデータがは損すれば復旧不可能だが、磁気テープはクリーニングなどで救出できる場合があります
よく古い映画のリマスター版で「テープをクリーニングして再生しました」と説明があり、確かに昔の映像より遥かに良くなっています
CD、フロッピー、MD、SSD、HDDなどの寿命は10年程度で、2000年頃に購入したCDがもう再生できないケースも多い
これらのメディアはどんなに高品質にしても寿命は永遠ではないが、例えば写真は燃やさなければ永遠に保管可能です
地面に埋めた石とかの方がCDよりマシで、絶望的な事に新しい記憶メディア程寿命が短い傾向があります
大手IT企業などが使用する磁気テープではLTO(リニア・テープ・オープン)という規格で世界シェアの7割を富士フィルムが販売している
ドライブ装置は安いので20万円前後だが高いのは数百万円で、ちょっと個人で購入するには高額です
だが今後個人でも「数年でデータが消えるのは我慢できない」という需要が増える筈で、耐久性が高い安価な記憶メディアの登場が期待されます