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数字で見る韓国、成長続くが人口など基礎条件は悪化

輸出立国である限り輸出国の過当競争による貧困化は避けられない
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韓国の2020年問題
韓国にとっての転機は2020年にありこの年李氏朝鮮以来100数十年ぶりに総人口が減少し、出生率も急降下しました
新型コロナの影響が始まったのは2020年春ごろからなので、人口減少は1年前の2019年から準備され20年後半に追い打ちをかけた
21年、22年も人口減少が確定し21年の出生率は0.81と国連加盟国最下位、出生数は77か月連続で減少しています

国のGDPは結局1人1人の収入X人口、プラス企業収益で決まるのでしばらくの間はサムスンなどの収益で成長するでしょう
韓国の1人当たりGDPは21年に約3万5000ドルで日本は同年約4万ドル、円もウォンも対ドルで下落し円ウォンは5%程度ウォン高になった
2022年のIMF韓国成長予想は2.3%で日本は同予想で1.7%、韓国政府は色々な数字を挙げて日本を越えたというでしょうが実際には超えません
日本のGDP下落は円安ドル高が引き起こしたものだがその原因は米金利上昇、米金利が上げ終わればドル円は元の100円から130円に戻ります
すると日本のGDPは4万ドル少々で独仏英などと並び、英ポンドの下落も止まるので元の先進国グループに戻るでしょう
韓国の立ち位置は微妙で1人当たりGDP3万ドルを超えたものの今後強烈な人口減少と出生数の減少に見舞われる
2020年の韓国出生数は27万2400人、21年は26万人、22年は25万人予想で1万人ずつ減少しています
出産可能年齢の女性数が減ると少しくらい出生率が回復しても、毎年生まれる子供の数が減り続けます
韓国の出生率はは2021年に0.81で22年も「最良の場合」で前年並みと予想され最悪は0.7台まで低下します
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貿易立国である限り衰退は免れない

1年でも出生数が減ると女性の人数が減るので、その後30年は子供の数が減り続ける負のスパイラルに陥ります
韓国の最近の低い出生率は新型コロナの大流行や行き過ぎたフェミニズムの影響があり、1.0以上には回復するでしょう
台湾も一時期出生率が0.9程度まで落ち込んでいたが、2020年は1.07にまで回復している(回復なのだろうか?)
韓国・台湾ともにIT産業で成功した国で同じく中国もITや先端科学が伸びているが2022年に人口減少が始まったと推測されています
3か国はともに工業立国で輸出立国、日本も原料を輸入して輸出する輸出大国をかつては標榜していました
以前は輸出すれば黒字、輸入は赤字だったがそれは第二次大戦前の話で通貨が変動相場制になって輸出国と輸入国の立場は逆転した
世界最大の赤字国アメリカを筆頭に欧州はドイツ以外すべて貿易赤字だがどこも日本人よりずっといい暮らしをしています
国の貿易が大赤字なのに赤字国の人々は豪邸にすみ高級車を乗り回し国の財政は黒字で誰も困っていません
輸出黒字国のほうが貧困で貧しい家に住んで小さな車に乗っているのは、誰も否定しないと思います
こうなるのは競争原理によって輸出国が増えるほど輸出条件が悪化し、もはや貿易で黒字でも「相手国に無料奉仕する」状態になっているからです
日本人が自動車工場で働いても貧しく、日本から車を買ったアメリカ人のほうが豊かな暮らしをしている
この構図に韓国もはまり中国もはまり、貿易立国である限りこれ以上の成長はできません
アメリカや欧州のように貿易赤字でも国内で経済を成長させる仕組みに転換する必要があるが、数十年かかるでしょう
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