ネットフリックスなどアニメ配信が最も貢献した
23252162




ネット配信を掴んだアニメ

このブログが始まった2014年頃アニメ市場は国内1兆円で海外は金にならず、ブラック業界の温床になっているという記事を何度が書きました

やがて2018年頃アニメ市場規模は2兆円になり最近日本アニメの市場規模は世界で3兆円、国内で1.5兆円になったと報告されている

8年前と比べて国内以上は好意的に見て1.5倍になっただけだが、海外市場の売り上げがゼロから1兆円超まで伸びている

スポンサー リンク

10年ぐらい前はネットで海賊版アニメが見放題だった時代で外国でどれだけ人気があっても日本の製作元には1円も入って来ませんでした

日本企業はDVDを発売したりしたがまったく売れず、ネットで有料配信などもしたがこれも普及しませんでした

時代を変えたのはネットフックスなどアメリカ発のネット配信事業でアマゾンやグーグル(ユーチューブ)など巨大企業が参入した


ネット配信の柱は米国映画や米国ドラマだが若者を中心に日本アニメの視聴が多く、アニメを多く配信するのが契約者を増やす必勝パターンになった

ほぼ全てのネット配信事業者が日本アニメを配信した結果、アニメの海外収益はゼロから1兆円のような急成長をしました

それまで日本のアニメ会社の海外収益はテレビ局での放映権料や映画上映、あるいはゲーム展開してゲーム売上などに限られていた


任天堂はゲームのアニメ展開で成功したが例外で、アニメの海外収益はジブリ映画など一部に限られていました

今はSNSや海外掲示板ではほぼ日本で放送されるリアルタイムの情報が交換され、「今週のスパイファミリーはどうだった」などの会話がされています

アニメとネットは非常に相性が良くネットで視聴してサブスクで見放題、SNSなどでアニメファン同士で交流するのが普通になっています

スポンサー リンク


ブラック問題は解決されず

日本動画協会が発表した日本アニメ関連市場統計によると2021年の世界市場は2兆7422億円で13.3%増、21年は1ドル110円台だったので円安で数字が膨らんだ訳ではない

国内市場は前年比で21%増の1兆4288億円、配信市場は過去最高の1543億円(65.9%増)、商品化が6631億円(14%増)、海外1兆3134億円(6.0%増)だった

制作現場では制作受注の案件は相変わらず、増えつづけているという声がある一方で人手不足や人件費高騰、ブラック労働問題が解決していない


ところで過去のアニメ関連のニュースで必ず登場したのがブラック労働問題で、時給400円とか100円とか無限のサービス労働が平気で行われていた

2000年台以降に制作されたアニメは韓国など海外に下請けに出す例が多かったが、2020年ごろには日本のアニメ会社が中国の下請けをやっていました

ニューズウィークの『「日本人なら中国人の3分の1で使える」 クールジャパンどころではないアニメ業界、中国が才能ある人材爆買い|ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト』


によると中国でアニメーターを雇うと52万円だが日本では17万円でも業界平均よりずっと高く、優秀な人材がタダ同然で集まると書かれている

その頃中国では日本アニメを排斥せよという共産党の指導があって、中国は国産アニメを制作するため日本に活動拠点を開いたりしていた

これは急激な円安になる前なので日本のアニメ業界の低賃金は今も変わっておらず、外国から見て「タダ同然で雇える」状況にある


中国のアニメは政府主導で国家総動員のように巨額予算をかけてアニメ制作し、外国映画は制限されているので多くの人民が自国映画を見ます

テレビやネットでも外国のコンテンツは制限されているので製作すればヒットするのは保証されていて、好待遇だと言われています