超高級カメラも買う人が居て好調らしいです
画像引用:https://www.yomiuri.co.jp/economy/20211228-OYT1T50000/ 「60万円超」高級ミラーレス、大手3社が続々投入…想定超える予約も _ 読売新聞オンライン
遅れてきたアメリカのミラーレスブーム
長く低迷を続けてきたカメラ市場がようやく底を打ち日本のカメラメーカー各社の世界売り上げが増加に転じています
日本のカメラメーカー売り上げの90%が海外販売だが特にアメリカを中心とした欧米市場でミラーレス高級機が売れ始めている
従来欧米はデジタル一眼レフカメラ(デジイチ)を信仰する人が多く日本でミラーレスカメラの比率が増加しても反応が薄かった
欧米では特にアメリカ人にその傾向が強いのだが「大きい事は良い事だ」と考える人が多く日本のように小さい事を評価する人が少ない気がします
日本人は大きいものと小さいものが同じ値段で同じ性能だったら、小さい方を買う人が多いと思うのでミラーレスカメラを評価する人が多かった
一般社団法人カメラ映像機器工業会(以下CIPA)によると2022年9月の出荷実績はミラーレスが世界で好調でアメリカでは前年比2倍売れた
2022年9月の世界出荷台数は77万2,015台、金額は666億3,099万8,000円、前年同月比で台数109.6%・金額159.9%になった
ミラーレスは40万5,194台、10億3,721万8,000円、前年同月比で台数154.0%・金額181.5%と高い伸びを記録しました
一眼レフカメラ(デジイチ)は前年同月比で台数103.8%・金額115.3%と微増、レンズ一体型カメラ(コンデジ)は台数70.5%・金額114.5%だった
タイプ別の売上金額はミラーレスが約10億円、デジイチが約85億円、コンデジが72億円で以前としてコンデジやデジイチが大きな割合を占めている
日本国内では既にミラーレスがデジイチの台数・金額を上回っているが世界ではまだそれほどでもない
アメリカ市場では22年9月のミラーレスが10万3,449台、デジイチが6万6,571台、カメラ全体で合計21万2,201台だった
欧州でもミラーレス10万3,813台に対しデジイチ6万3,590台と大きく突き放し、先進国のすべての市場でミラーレスが従来型一眼レフを上回った
ミラーレス高級機の価格上昇
カメラでは本体を買い換えるとレンズ一式を買い換える場合が多く、互換性はあるがやはり新発売のレンズは旧式より優れている事が多い
レンズの性能は軽さだったり画質だったり焦点の合いやすさ、手振れ補正や色味、暗い場所での撮影など多岐にわたり新しく高価なレンズ程優れています
最近ユーチューブやツイッターで動画投稿する人が増え、静止画だけでなく動画性能も求める人が多くなった
動画性能ではミラーレスが従来型一眼レフより圧倒的に優れているので、メディアやブロガーなどの評価も高くなります
ミラーレスはデジイチより小型だがメーカーにとってもっと違うのが価格で、ボディ単体で10万円の大台を突破しました
レンズ交換式ミラーレスはセンサーサイズによってコンパクトカメラとフルサイズに別れ、コンパクトサイズはレンズキットで10万円程度が多い
一方プロも使用するフルサイズは売れ筋が20万円台だが30万円から50万円超が次々に発表されて売れているようです
本体が50万円だとレンズも高級じゃないと性能を発揮できないので、野鳥や電車を綺麗に撮るには100万円ほどかかります
さらにハイレベルな写真を撮るには300万円とか500万円もかかるが、そうした需要が存在しているのは事実です
ミラーレス普及とともに目立つ傾向は「その他」つまりコンデジも高級化し存在し続けている事で、スマホではなくあえて小型カメラを買う層も存在します
スマホで写真や動画を撮る最大のデメリットは電池切れで、他の全てが良くても電気が切れたら何も撮影できません
写真を撮っていたら電池が切れて通信できなくなり山で遭難というのは最悪で、電池を交換できる小型カメラにはこの欠点が無い