ロシアから中国への石油パイプライン
img_cbfe1fd48f4fa0e57343709cf43d761a135278
画像引用:https://media.rakuten-sec.net/articles/-/38754?page=3 原油価格は下がらない?ロシア産原油上限設定の抜け穴 _ トウシル 楽天証券の投資情報メディア



ロシア産エネルギー輸入で支える中国

中国は公式にはウクライナに侵攻したロシアを支援するのを控えているが、大量の石油と天然ガスを輸入してロシア経済を支えている

ロシアの国際決済が禁止されたので対価としてスマホを飛行機で空輸したりしていたが、最近は人民元とルーブルを直接決済しているようです

中国税関総署が発表した10月のロシアからの石油輸入量は前年同月比16%増の772万トンで、サウジアラビアに次ぐ量になった

スポンサー リンク

10月の液化天然ガスのロシアからの輸入量も75万トンで前年同月より55%増加し7か月連続の増加だった

中国のロシアからの輸入額は1月からの累計で前年比1.5倍と大幅に増加し、中国へのエネルギー輸出がロシア経済を支えている

欧州と日本は対ロシアエネルギー制裁をしながらロシア産燃料や天然ガスの購入を続けていて、欧州では買いだめの動きもでてきている


欧州連合(EU)は23年2月にロシア産ディーゼル燃料の禁輸措置が発効するが業者は禁輸措置の前にロシア産燃料の買い付けを急いでいる

アムステルダムの貯蔵施設に運び込まれるロシア産燃料は日量21万5000バレルと先月から増加している

欧州のディーゼル燃料に占めるロシア産の比率は約40%で、コストが同程度の代替品を確保するのは難しい


ウクライナ侵攻前のロシア産ディーゼル燃料は欧州で50%の比率だっが、それより少し減ったとは言え状況はほとんど変わっていない

ロシア経済はエネルギー輸出に支えられているが最後の貿易統計では輸出は微減で輸入が大幅減少で、結果として大幅な貿易黒字だった

輸入減少は欧米の経済制裁の結果で半導体や精密機械やパソコンソフトまで、必要なものが購入できないのでこの貿易黒字はマイナスでしかない

スポンサー リンク


ロシアを支えている国々

ロシアの経済成長予想はIMF・世界銀行の平均でマイナス4%、23年もマイナス3%で24年はプラス予想となっています

ロシアは2014年の『第一次ウクライナ侵攻』で欧米から経済制裁を受けその後8年間でGDPが2/3に減少している

ここから予想すると今後10年間ロシアが経済制裁を受け続けたら、また制裁前の2/3に経済が縮小すると予想できます


2014年の経済制裁後も「エネルギー輸出で儲かっている」などと言っていたが結局制裁の打撃は大きかったのです

ロシアを支援しているのは中国の他にエネルギーを購入しているブラジルとインド、NATO加盟国でありながら親ロシアのトルコが上げられる

ロシアの属国ベラルーシや旧ソ連の中央アジア、ロシアにドローンを輸出したイラン、そして北朝鮮がロシアに衣類などを輸出している


こうした闇の協同組合のような支援はあるものの、日米欧の経済制裁を補うには足りず、特に先端技術などの輸入ができない

日米欧がロシアに輸出していた先端技術は他に代替品がないものが多く、中国が一部を用意できるものの代わりにはならない

その中国は公式にはロシア軍への支援を避けていて、今後も兵器に使用する技術や部品の提供を避けるとみられる


もし中国製部品がロシア製ミサイルから発見されたら中国に制裁を課したがっているアメリカは、すっ飛んできて対中制裁を始めるでしょう