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ファーウェイに続きOPPO、中華スマホの巨人が失速

数年前はスマホ界の新星だったが失速した
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画像引用:https://www.huawei.com/en/news/2022/12/ipr-licensing-huawei-oppo

中国スマホの黄昏
ほんの数年前スマートフォンを作れるのが最先端の国で、韓国サムスンのギャラクシー、アメリカのアップルiPhoneを多くの中国スマホが追いかけていました
iPhoneは中国で製造しているが人々はアップル製品として購入していて、もしアップルの名前を林檎人民公社にしたら売れない
中国トップのスマホメーカー・ファーウェイがトランプ政権から制裁を受けたのは2019年だったが実際に制裁が有効になったのは2020年からでした

制裁発動前にファーウェイとグルーグルなどが交わしていた契約によって、2020年頃までアンドロイドOSや米国製部品が使用できていた
ファーウェイの売上高は2020年10月から縮小しはじめ21年は28%減となり、22年は約2%減少となっている
22年に減少が止まったのは通信インフラ事業通信、5G基地局、クラウドサービス、自動車部品などが増えてスマホなど端末事業は2桁減少が続いている
ファーウェイはあらゆる米国企業との取引が禁止されているが、規制されていない国や分野に進出し縮小を食い止めているようです
ファーウェイは制裁後にインドで売り上げを伸ばしていたが、そのインドで中国製の150ドル未満のスマホを販売禁止とした
インド政府は「国民のプライバシーを侵害した」という理由で多くの中国製アプリを使用禁止とし、中国製スマホへの規制も強化した
輸入関税を過少申告したなどでシャオミとvivoとOPPOが処分を受けたが、シャオミ、vivo、OPPO、realme(リアルミー)(OPPO下位ブランド)で市場の8割を占めている
OPPOはファーウェイの穴を埋めるとみられていたがNokiaとの訴訟に敗れてドイツから撤退し、中国や日本でも販売も縮小し海外事業から撤退も噂されています
中国のスマホ市場は22年1月から10月で前年比約20%も縮小していて、ゼロコロナが理由と言われているがバブルは終ったように思います
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スマホは最先端からありふれたものになった

全世界の22年第3四半期スマホ販売台数は前年比で9.7%減少で、1位がサムスン、2位アップル、以下シャオミ・Vivo・OPPOと続いた
この中で去年より台数を増やしたのはアップルだけで、Vivo・OPPOはマイナス20%、サムスンとシャオミもマイナス8%、アップルはプラス1.6%だった
スマホ登場時は性能向上がすごかったので多くの人は毎年買い換えていたが、その後買い替えサイクルは4年になり5年以上になったので販売台数が減少した
世界各国で同じ事が起きていてこれはパソコンブームと長寿命化、その後の販売低迷という流れと似ています
パソコンはその後スマホやタブレットが登場しオワコンと言われたが、コロナで再評価されて一定の需要を維持しています
スマホは一時「すべての物がスマホに変わる」と言われてカメラやPCやファックスや音楽機器の市場を奪ったが、今は専門機器が再評価されている
プロのカメラマンは決してスマホで写真を撮らないし、野鳥の会や電車オタクも高級カメラで撮影しています
どんな先端機器も最初は最先端だったものが全員に行き渡ったら「最先端」ではなくなり、ありふれた冴えないものになります
これは流行やファッションも同じで、ファッション雑誌で見た物を全員が着るようになったらそのブームは必ず終わります
スマホもそんな時期が近付いているのかも知れません
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