7年間ゼロ成長を招いた消費増税
画像引用:https://www.nhk.or.jp/politics/articles/statement/9770.html 消費増税「前回の経験生かし影響及ぼさないよう全力で対応」首相 _ 注目の発言集 _ NHK政治マガジン
消費税という満州
故安倍首相は約7年間首相を務めたがその間最後にコロナがあったとは言えGDPゼロ成長、これはどんな言い訳をしても大失敗だったと評価せざるを得ません
皮肉なことに最近日本がドル建ててでもっとも成長したのは、2011年から12年で菅直人と野田首相の民主政権下でした
民主党がすばらしかったのではなく円高でドル建てのGDPが膨らんだからで、高成長と思われた安倍政権時代は円安でむしろ低成長だった
これが成長率の難しさで円安で成長率が上がってもドル建てではマイナス、円高でドル建てGDPが増えても円建てではマイナスになります
日本はこんな事を1991年からずっと繰り返しているが、こうなっている理由は国の借金を返すために国力を消耗しているからです
安倍政権では好景気の時期もあったが2014年と2019年に消費増税し、2度の増税後はいずれもマイナス成長になり安倍首相自ら日本経済をぶち壊しました
その是非はともかくとして日本はせっかく好景気になったのに「稼いだ金で借金を返済する」のを選択し、増税でお金を奪い取られた国民は消費を減らした
この負のスパイラルは平成元年(1989年)4月1日の消費税創設から無限に繰り返されていて、増税するたびに国民は消費を減らし経済が縮小した
もし消費税を創設しなかった場合日本のGDPは実際の2倍だったと推測されていて、その場合消費税収入がなくても今より税収が多かった
政府の大失策だったのですが消費税を主導した財務省は失敗を認めると自らの責任を追及されるため、「消費税は必要であり増税を続けなくてはなならない」と言っています
このパターンは旧日本陸軍と同じで最初の始まりは満州での小さな衝突だったが、利権を失いたくない陸軍は「満州は日本の生命線」と大嘘をついて戦線を拡大した
陸軍は満州の権益をアメリカに半分渡せばよかったのだが、失敗を認めたくない陸軍は戦線を拡大しアメリカとも戦争をし日本を破滅させた
財務省も消費税という満州での失敗を認めたくない為、戦線を拡大し増税に次ぐ増税で日本を貶めている
悪夢の安倍時代を繰り返すな
陸軍が「満州は日本の生命線」と言い張ったように財務省も「増税こそ日本の生命線、増税しなければ日本は滅ぶ」と大嘘をつき続けています
実際には日本軍は満州から引き揚げるか欧米と共同統治にすれば良かっただけで、消費税そのものを創設しなければ今の財政危機はなかった
現在は防衛費を2倍に増額するため財源として法人税や高額所得者増税が健闘されているが、元々消費税を創設しなければGDP比1%でも防衛費は10兆円に達していたのです
消費税のせいで消費が半減しGDPも半分しか成長しなかった結果、GDP比1%の防衛費は中国や韓国より少なくなりました
岸田首相は財務省のポチというニックネームの通り増税しなければ日本は滅ぶと考えていて、おそらくその増税で浮上しかけた日本経済を再び潰す
日本のGDPは30年のゼロ成長と円安の相乗効果でとても低くなっていて、言い換えると生産コストが非常に安く上昇の余地が大きい
家賃や食べ物や給与など多くの物価が日本は欧米主要国の半分になっていて、これは「将来2倍になる可能性が高い」という意味になる
同じ数字を見ても「日本は後進国になりジンバブエになる」と思う人も居るが、世界の投資家はそう思っていないので競って日本に投資しています
先進国間では多少の誤差があっても例えばコーラやマクドナルドは同じ価格になる筈なので、2倍も価格差があるのはおかしいのです
理に合わない差はいずれ修正されるので、日米欧のコーラはやがて同じ価格になり日本の物価だけ安い状態が解消される
そうなる条件を考えると日本円が1ドル70円になるとか、日本が今後急成長すると予想しています
せっかくの好機を何度も増税で潰してきたのが安倍首相の7年間だが、同じ事を繰り返すのは辞めて欲しい