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FTXショックが葬った仮想通貨バブル

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暗号資産は全員で支えるピラミッドみたいな構造
1人が辞めると崩れてしまう
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米国史上最大の詐欺罪で起訴
2022年12月13日に米連邦地検は、経営破綻した暗号資産(仮想通貨)大手交換業者FTXの創業者、サム・バンクマン・フリード容疑者を詐欺罪など8つの罪で起訴した
フリード氏は破産申請後に最高経営責任者(CEO)を辞任し、滞在していたカリブ海の島国バハマで逮捕され米国に身柄を引き渡される
米証券取引委員会(SEC)はフリード被告を1933年証券法と1934年証券取引所法の詐欺防止条項違反で起訴する方針です

SECによるとFTXは18億ドル以上を調達し、フリード被告が所有する暗号資産ヘッジファンド「アラメダ・リサーチ」に横流ししたが投資家には隠していた
被告はFTXを「安全で責任感のある暗号資産取引プラットフォーム」したが、実際には、アラメダ・リサーチが投資家の資金を好き勝手に使っていた
アラメダ・リサーチに流れた投資資金は非公開のベンチャー投資、ぜいたくな不動産購入、多額の政治献金などに使われていた
米ニューヨーク州南部地区の連邦地検と米商品先物取引委員会(FCTC)も同時期にフリード被告の訴追について発表した
連邦地検はフリード被告がアメリカ史上最大規模の詐欺を行ったと指摘し、SECは詐欺を基礎にして砂上の楼閣を作ったと非難した
フリード被告は不正に得た数千万ドルを民主・共和両党への選挙資金として違法に寄付し、政治的影響力を持ちたいという欲望のために使われた
裁判資料によるとFTX上位債権者50人に対する債務は約31億ドル(約4400億円)に達し、1日当たり100億ドル規模の仮想通貨取引をしていた
フリード被告の22年10月の資産総額は150億ドルを超えウォーレン・バフェットと比較され、米政界では大口献金者としても有名だった
フリード被告はBBCニュースの取材でアラメダ・リサーチ」が顧客の資金を使い込んでいたのは知らなかったと話していた
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全員で価格を買い支えるゲーム

FTXの新CEOに就任したジョン・レイ氏は米連邦議会の委員会に出席し、験がなく洗練されていない個人のグループによる経営が破綻の原因だろうと証言した
ジョン・レイ新CEOはFTXでは記録管理が全くなされていない状態で、内部統制が全くなされていなかったとも語った
FTXに資産を預けていた人たちの4400億円の多くは回収不能と見られているが、FTXジャパンの顧客だけは保全される可能性が高い
金融庁の規制によって日本では取引業者は顧客の資金と会社の資金を混ぜてはならず、別々に保管し顧客の資金は信託保全しなくてはならない
社長が夜逃げしても顧客の資金は別の大手金融機関に残されているので、理論上はFTX破綻で顧客がお金を失う事は無い
日本の仮想通貨取引所は規制が多いため多くの点で外国より不利だが、破綻した場合のリスクは自由な外国より低いと言えます
FTX破綻後に多くの暗号資産価値が下落しているが、暗号資産そのものに価値がないのを白日の下に晒したからでした
ビットコインの他に数万もの仮想通貨があるが、それらの仮想通貨もFTXと同じく「客の資金で買い支えていただけ」なのが判明したからです
仮想通貨が日々取引される量は全体のほんの僅かですが、例え少額でもその仮想通貨が「1万ドル」で買われればそれがその日の価格になります
こんな手口で毎日1万ドル買い続けれ保有する仮想通貨が莫大な資産価値を持つのだが、本当は価値など存在しません
永遠に買い支えて価格を維持するゲームが仮想通貨なのだが、顧客の金を使い込んで支えられなくなったのがFTXでした
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