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世界ブロック化で経済縮小が進む未来

世界は分断の時代に突入
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自由主義vs権威主義のバトル
国際通貨基金IMFは1月15日のリポートで世界分断化によって世界経済が最大7%縮小する可能性があると報告しました
数十年にわたり統合が進んできた世界経済は分断によって縮小に転じ、技術的分断も起きれば一部の国は10%以上経済縮小すると予測した
限定された分断化でも世界経済を0.2%縮小させるが、コスト評価にはさらなる分析が必要だとしています

IMFによると2008年から2009年の世界経済危機終了後に貿易拡大が起きたが、モノと資本の流れが横ばいになっていると分析した
2017年から米中対立が顕在化、2020年からは新型コロナ流行、22年はウクライナ侵攻がありグローバル化に懐疑的な見方がでている
10年に渡る貿易拡大は世界から貧困を減らし物価を押し下げたが、反対に貿易停滞は世界の貧困層に最も打撃を与えると警告している
世界の経済人が集まる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でもグローバル主義の終わりが話題になり、企業や投資家はいかに対立を避けるかに関心を示した
その典型は近年発生した半導体不足やエネルギー価格高騰で、半導体生産は世界で役割が分担されているため、コロナ流行で大打撃を受けた
従来のグローバル主義では需要があれば必ず誰かが供給するので、常に商品は溢れており不足することは無いと思われていた
半導体危機の教訓で先進国は自国内の半導体生産や同盟国での生産を重視し、日米欧はそれぞれ国内生産を強化しようとしている
世界の半導体最大の生産地は台湾・中国・韓国と周辺だが、今まさに中国が台湾を「侵攻する」と予告して危機を起こしている
もし本当に中台が衝突するとこの地域の半導体生産はゼロになり、中国で生産したとしても西側先進国は中国を制裁して輸入しなくなります
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自由主義は一部の国に留まっている

ロシアとウクライナは共に小麦の大生産地で石油や天然ガスの生産地やパイプライン中継国であり、欧州はこの地域から4割以上の天然ガスを輸入していた
それが侵攻後は供給不足に陥りエネルギー価格が高騰し、先進国が減少した小麦を買ったために貧困国は食料不足に陥った
これもグローバル主義では食糧は「お金を出せば無限に買える」と思われていたが、現実には買えるとしても膨大なコストがかかり短期間に消費者物価が2倍にもなった
日本が属する西側世界は自由主義と呼ばれていて、中国やロシアが属する反欧米諸国は西側メディアから権威主義国と呼ばれている
プーチンの発言が権威主義諸国の考え方を良く表していて、例えば欧米諸国がウクライナをけしかけてロシアと対立させ戦争を起こしたと主張している
中国も同じようにアメリカや日本が台湾をそそのかして独立をけしかけ、中国の領土を奪って戦争をしかけていると主張している
彼らの主張によるとロシアや中国は世界平和に努めているが、欧米が常にそれを破壊し、ロシアを悪玉にしたてているなどと言っている
中国は2020年に武漢で新型コロナが発生した時、欧米の細菌攻撃だなどと言い世界各国やWHOに対し「中国に感謝」するように要求していた
ロシアや中国やついでに北朝鮮などでは国民は皆指導者を崇拝し、幸せな暮らしをしている事になっているが西側メディアはそれと正反対の報道をしている
サウジやイランなど中東諸国も権威主義グループでアフリカの多くの国や東南アジアの複数の国にも当てはまる
インドネシアは最近結婚前の関係やトランスジェンダーを罰する法律を作り、欧米諸国のメディアは否定的に報道している
インドは経済が急成長しているが自由の少ない混乱した国でいつも変なニュースが流れて来る
こうして見ると世界で自由主義国は欧米など一部の国で、21世紀になっても大多数の国は権威主義的な生活をしている
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