近いうちに岸田総理が辞任すると総裁選は菅氏と河野氏の可能性が高い
画像引用:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243739 菅官房長官お気に入り 河野太郎が更迭されない摩訶不思議|日刊ゲンダイDIGITAL
岸田首相辞任なら自民党が選挙で圧勝する
岸田内閣の支持率はNHKによると1月前半で33%、不支持45%となり安倍政権の末期と同じような情勢になってきました
菅内閣の末期も支持率30%で不支持率50%、安倍政権末期は支持率34%で不支持率47%なのでそろそろ岸田総理の限界が近づいてきた
内閣支持率低下のパターンには2種類あり一つは政党支持率と同時に下がる「共倒れ型」、もう一つは自民党支持率が高いままの孤立型です
前の菅総理の最後は内閣支持率30%だったが自民党は37.2%で支持政党なしは40.2%でした
2000年代以降の国政選挙を見ると自民党支持率が30%でおおよそ与党は過半数を獲得して勝っていて、40%なら自民党単独過半数を獲得しています
また自民党支持率が「支持政党なし」を上回った時も自民党は圧勝していて、30%、40%、支持政党なしとの比較が判断材料になります
調査メディアはNHKの調査が毎月行っていて質問内容も毎回同じなので過去と比較しやすく、民放メディアはその時の話題に合わせて質問を変えています
朝日グループは安保法制の時に「憲法違反の安倍内閣を支持しますか?」と質問して低支持率になるよう誘導した事があった
23年1月の世論調査は内閣支持率33%で不支持45%、自民党支持率は38.9%で支持政党なしは36.7%でした
自民支持率は統一教会の「ほとぼりが冷めた」のか上昇傾向にあり40%に達すれば単独過半数も狙える数字になってきました
安倍政権下の2017年10月衆院選で自民党は単独過半数の圧勝(465議席の281議席)をしたが直前9月の自民党支持率は37.7%、支持政党なしは40.8%だった
数字を比較すると岸田内閣が不人気でも選挙をやれば自民党圧勝になる筈だが、麻生総理のように総理の不人気で惨敗した例もあります
総裁選は菅前総理と河野氏の対決か
今多くの自民党議員が願っているのは「次の選挙までに岸田総理には辞任してもらいない」に尽きると思います
新総理の支持率は末期とくらべてご祝儀で高い筈なので、フレッシュなうちに解散総選挙をするのが勝利の方程式になります
近いうちに総裁選に立候補して勝ち目がありそうなのは河野太郎氏、菅義偉氏くらいで他は有力候補とまでは言い難い
国民に人気が高い河野氏は自民党保守派に抵抗が大きく、自民党内では菅前首相待望論が高まっていると報じられています
菅氏は安倍首相が辞任したあと安倍派や麻生派など保守系大派閥の支持を受けて当選したが、親分気取りの二階氏が足を引っ張って辞任した
河野氏は前回の総裁選でやはり「疫病神」の二階氏と組んだりしたため、かえって失望を買い岸田総理誕生となりました
自民党の保守系派閥は2人の対決ならば菅氏を支持する筈で、河野氏は左派系議員や国民の支持があるものの大派閥の支持を得られないでしょう
菅氏は最近岸田首相が派閥の長に居続けている事を批判するなど「らしくない」行動を取っていて、次期首相への布石と見られている
自民党総裁選は満期なら24年9月だが景気後退や増税懸念で支持率が低迷しているので、総理辞任で早まる可能性が高い
河野氏はデルタル相で活躍しているが総裁選で劣勢になると発言を変えたり、中国や韓国に媚びるような態度をとり意外に腰が弱いのも見えた