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人口のパラドックス、治安が悪く寿命は短い方が有利?

治安が悪く危険な国は出生率が高い傾向があります
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安全な国は子供が生れなくなる
2022年が終わってしばらく経ちこれから各国の人口統計が徐々に発表されるが東アジアの国々はどれも酷い数字が予想されています
最初に発表したのは中国で人口が前年比85万人減少で61年ぶり減、出生数は初の1000万人割れで出生率は建国以来最低だった
高度成長と人口増を続けてきた中国は歴史の曲がり角に差し掛かっていて、今後は衰退すると予想できます

中国の出生率は1.15程度で日本より低いが韓国より高く、今後数十年間は人口減少が続くでしょう
次は日本で一時期回復していて出生率が徐々に低下し、今後数年で1.3を守り切れるか割り込むかでその後が大きく変わるでしょう
韓国は出生率0.80を守れるか割り込むかの戦いをしていて、ある意味ウクライナ軍より絶望的な戦いを強いられています
自分の予想ではかろうじて0.8を守りそうですが、ぶっちぎりで世界最低なのは変わらず1年でもこれほど低い出生率だと今後数十年悪影響があります
あまり話題にならないが台湾も1.0を割り込んでいて、今年も1.0を守れるか割り込むかの不毛な戦いを強いられている
これら東アジアの低出生率国に共通しているのは「成功した国」である点で、程度は違うものの高度成長期があり経済的に豊かになった
豊かになって健康状態が改善され病気が少なくなり平均寿命が延びて、1人当たりの資産も多く本来なら皆幸せな筈でした
地球の他の地域と比べて東アジアは温暖で治安は良く教育水準が高く、医療制度も他の地域に較べると整っている
東アジアの国は地球でも恵まれた環境で暮らしているが、ここからがパラドックスになり人は恵まれた環境では積極的に子孫を残さない
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人は危機に陥ると子孫を残したくなる

ライオンのオスが新しいリーダーになると、群れのメスと前のリーダーの間に生まれた子供を葬り自分の子供をつくろうとします
ライオンと人間は当然違いますが大きな戦争があった後は出生数や出生率が急激に上昇するのが知られています
日本でも欧米でも第二次大戦後はベビーブームがあり、女性は1人当たり4人以上も子供を産んで育てていました
中国では建国後に毛沢東が大躍進というばかな政策をやり推定で3000万人以上の人がなくなったとされています
その直後に爆発的は出産ブームが起こり慌てた中国政府は1人っ子政策で人口爆発を抑えようとしました
昔から大飢饉や大戦争のような困難を経験すると直後にベビーブームが起きて、失われた人口を回復しようとします
1人1人が「人口を回復しよう」と思う訳ではないですが、生きるのが困難な辛い時代の後は子孫を残したいという強い欲求が生れます
反対にすべての人が道足りて平和で安全で繁栄した国では、もう自分の子孫を残す意欲がなくなるのか先進国で軒並み出生率が低下しています
世界の出生率を見ると先進国でもアメリカのような治安が悪い国は出生率が高く、安全で平和な国は出生率が低い傾向があります
人は危機に陥ると自分の子孫を残そうとし、平和で安全だと子孫を残す意欲が失せるのかも知れません
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