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ロシアのビジネス、イラン製ドローンとロシア製戦闘機の物々交換

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ロシアは虎の子の新鋭戦闘機24機を手放してドローンを購入した


画像引用:https://www.ukrinform.net/rubric-ato/3493743-russias-su35-shot-down-in-kherson-region.html

30億円のドローンと1500億円の戦闘機を交換
ウクライナ軍の空軍のスポークスマンは2023年1月4日、22年9月から破壊したイラン製軍事ドローンが540機を超えたと発表した
一方イランメディアは23年1月15日、ロシアから新型戦闘機Su-35を24機購入しもうすぐ到着する予定だと報じた
イラン製ドローンの価格は1機2万ドルでSu-35の価格は9000万ドルから1億ドルとされ、合計するとドローン600機で1200万ドル、戦闘機は24億ドルになります

イランは追加で数百機のドローンを送ると報じられていて合計1000機だとしても2000万ドル、戦闘機は中古で半額としても12億ドルになります
もし物々交換だとすると60倍の取引だが、もしかしたらイランはロシアに戦闘機の代金を別に支払うのかも知れません
だが苦戦するロシアが仲間からも足元を見られているのは確かで、他にもロシアは友好的な国家と不利な取引をしている
対ロ制裁で日米欧の西側諸国はロシアからのエネルギー輸入を大幅に減らしたが、インド、ブラジル、トルコ、中国などは制裁に参加していません
ロシア産のガスや石油を大量に輸入しているが欧米メディアの報道によるとその価格は西側諸国が購入している半額だという
世界的な指標のWTI原油先物は1月後半に82ドルなのでロシアが中国やインドに売るのは40ドル、これだと赤字にはならないまでもあまり利益は出ない
ロシア産原油は粘度が高くもともと中東産より安かったが、ロシアの輸出先が制限されたのを見て買いたたかれています
中ロ国境付近の省ではロシア産ガソリンが安く売られていて、中国の石油は公定価格で値引きは違法だが、値段を表示して公然と売られていた
その中国はロシアの仲間の筈だが今まで中国製兵器はもちろん砲弾も軍服もヘルメットも靴もドローンも、ウクライナの戦場で目撃されていない
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ロシアに悪い仲間は居ても友好国や同盟国がない

プーチン大統領は習近平と中央アジアの国際会議で同席した時に、中国製ドローンや兵器支援を要請したが習は民生品の提供すら突っぱねた
当時ウクライナ軍が保有するドローンの活躍が報じられていて、ロシア軍は喉から手が出るほど中国製ドローンを欲しかった
中国は中立を保とうとしたわけではなく、中国企業DJIはウクライナ軍やウクライナ政府にドローンを納入しているがロシア軍には売っていない
ロシアがウクライナに侵攻後しばらくしてロシア軍が苦戦に陥ると、中国がロシアを支援して中ロ同盟で西側と対決するような予想がされていた
だが中国の過去の歴史からは「弱者を助ける」などあり得ないし、中国が戦争で負けそうな国に加担するのもあり得ないと思いました
負けそうな仲間を助けるのは世界の西側半分だけの発想で、東側の国では「仲間が負けそうなら勝ちそうな国に寝返る」のが普通です
関ヶ原合戦で小早川秀秋という大名がいて西軍に属しながら東軍に寝返ったが、独裁国家は全員が小早川家で互いを信用していません
イランとロシアも利害でくっついた関係で利害が対立したら平気で裏切るだろうし、北やインドやブラジルも同じです
ロシアはこれだけ苦戦しているのに助けようとする同盟国はなく、ロシアの敗北を温かく見守っている
共産国家や独裁国家は相互不信社会なので同盟国を持たず、支配する国と支配される国の関係があるだけです
ソ連や中国は周辺国を支配して利用しただけで、友好国が窮地に陥っても助ける事はないので参戦義務がある同盟関係を結びません
中国とロシアにも同盟関係は無く、彼らが同盟と呼んでいるのは実際には友好条約のようなものです
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