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対外純資産は日本人のために使われない資産

お金を借りた人はお金を使えるが、貸した人はお金を使えない
国同士でこれをやると貸した国(日本)は貧しくなり借りた国(中国など)は豊かになります

対外純資産は恥ずかしい資産

あなたに100万円の資産があり友人Aに100万円の借金があるとすると、あなたの方が金持ちですが今使える金額では「あなた0円、友人100万円」と逆転します

国の対外資産とか対外債務もこれに近く、日本は対外純資産世界一で411兆円、前年比で56兆円も増加したので表向き日本はお金持ちです

だがこの411兆円とは自分の資産でありながら外国に存在し、日本人はこれを使えず日本のGDPにも貢献していません

対外資産は米国債だったり外国企業の株式だったり土地だったりを日本企業や個人や政府が所有していて、日本国内には存在していません

日本政府が米国債を買うと米政府はその金で国民に行政サービスしたりNASAが宇宙人を探したり、米軍がどこかの国と戦争をしたりします

日本が買った米国株はアップルやマイクロソフトやテスラの株価を上昇させ、企業は調達した資金でさらに強大になりまた日本経済に攻め込んできます

株を購入した日本人は配当や売却益を得るが、どうせその利益はまた米国株や他の新興国に投資し、絶対に日本には戻ってきません

つまり日本の対外純資産411兆円は外国に金を捨てたのと同じで、永遠に日本に戻って来ない「捨て金」で実際には利用できません

しかもこの411兆円は一番日本に戻って欲しくない時に戻ってくる性質があり、最近では2011年の超円高の時にドル売り円買いのパニックが起きた

日本企業が経営難に陥ると外国で運用していた資産を日本円に換金して経営強化するが、これが円高を加速して超円高の1ドル75円になった

対外純資産は日本の豊かさの象徴と言われているが、実際には「永遠に使う事ができない捨て金」という性質を持っています

対外純資産を保有する企業はそれで外国事業を拡大させるが、その成果は2度と日本人には還流しないのです

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借金は「使えるお金」資産は「使われないお金」

日本はアメリカ、中国、アジア、アフリカ、中東などに莫大な資産を持っていますが、そのお金や資産を利用するのは現地の人々です

日本は外国にお金を貸しお金を借りた外国はそれで国内に投資しGDPを増やすが、お金を貸した日本はせいぜい借り手が金利を貰うだけで何も増えない

90年代から2000年代に対中国ODAが問題視されたが、経済成長したのはお金を借りた中国だけで日本はずっとマイナス成長でした

橋下龍太郎や小渕恵三が貸した金を中国は国内に投資し経済成長したが、そのお金は中国にお金を貸した日本国内で使われる筈でした

世界経済危機リーマンショックの時の総理は麻生太郎氏だったが、この人は日本人には「怠けている人間が貧しくなる」などと侮辱し、韓国や新興国には水を撒くように経済援助した

結果は当然ながら日本は経済危機で巨大なダメージを受け、日本が援助した国は打撃を受けず今は日本のライバルとして台頭しています

こんなのが「愛国者」気取りで調子のいい事を言って右翼をそそのかし、毎回選挙の時だけ「日本の為に働きます」と言うが当選すると外国の為に働きます

重要なのは「日本国内でお金を使う」事でそれが借金だろうと資産だろうと外国からの投資だろうとどうでも良いのです

国内でお金を使った国は経済成長し、自分のお金を海外援助したり外国に貸している国はマイナス成長に陥ります

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