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米国はファーウェイへの輸出完全禁止、中国への高度半導体も全面禁止

5G基地局ではファーウェイ(赤)は30%以上の世界シェアを持っている

画像引用:https://www.huawei.com/jp/facts/news-opinions/huawei-has-two-point-lead-in-2023-5g-global-market

米中半導体冷戦へ

英紙フィナンシャル・タイムズは23年1月30日、バイデン米政権が華為技術(ファーウェイ)への輸出許可を停止したと報じた

米商務省はすでに複数の米企業に対して従来は認めていた製品や部品についても全面的に禁止すると通知した

ファーウェイ制裁は2019年5月に輸出禁止の対象となる「エンティティー・リスト(禁輸リスト)」にファーウェイを加える事で発動した

半導体や基幹ソフトウェアなどは全面禁止だが、その後も一部の品目については制限付きの輸出許可を与えていた

バイデン政権は22年11月にはファーウェイの通信機器米国内の販売認証から外し、5Gなどファーウェイの通信機器を販売できなくした

22年10月にはスーパーコンピューターなどに使われる先端半導体の中国への技術・製造装置・人材などの輸出を禁止する措置を取っていた

ファーウェイは最初の制裁で新製品に米国製OSアンドロイドを搭載できなくなり、フリーアンドロイドを改良した独自OSを発表し搭載していた

スマホ市場も欧米で縮小した分を中国国内やインドで補い、スマホ販売が縮小した分は5Gなど通信機器を欧州などに売り込んだ

また「ファーウェイブランド」が禁止されたので中国の別なブランドで生産したり、ノキアと組むことで制裁逃れの方法を模索したが成功しなかった

ファーウェイのスマホを「ノキアです」とかロゴを変えて販売しようとしても、制裁逃れはできないしノキア自身が制裁対象になってしまう

22年にはファーウェイの自動車部品部門が急成長していると報じられ、国産車や欧州車への搭載が進み日独などの部品企業も射程に捕らえたという

ドイツメーカーなどは以前からライバルとなる日本製の使用を敬遠し、それより中国製品を選ぶ傾向が強かった

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中国のスパコン性能は大幅に水増しされている

アメリカ政府はいずれファーウェイ製のあらゆる製品を輸入禁止にし、同盟国にも参加を求め参加しない企業に制裁を検討するでしょう

例えばVWがファーウェイ製部品を搭載するとして、米政府が「ファーウェイを搭載するすべての自動車の輸入禁止」を検討したらそれだけでVWは他社製部品に切り替えるでしょう

こうしてファーウェイは新たに見出した活路を次々にアメリカから封鎖され、今後製造業での復活は厳しいように思われます

中国にはファーウェイ以外に無数のメーカーが存在するので、中国政府もファーウェイだけに肩入れするのはメリットが乏しい

以前ファーウェイは中国最大最強の企業と呼ばれていたがアリババと交代し、そのアリババはジャックマーが政府と対立して失速した

アメリカ政府は中国への高度半導体製品や技術や人の派遣もすべて禁止し、中国と半導体冷戦を戦う姿勢を示している

たとえば中国のスーパーコンピュータは以前は毎年世界一だったが、あの「TOP500」は実際のスパコンを稼働せず試験しています

スパコンが小さなコンピュータ1万個で構成されているとすると、1個の構成部品だけを試験しそれを1万倍して性能を割り出します

そして中国のスパコン「神威・太湖之光」「天河」などは構成全体を稼働させたことが一度もなく、中身の写真すら一度も公表していません

おそらく神威・太湖之光の大半の箱は段ボールではないかと想像するが、そのくらい中国の半導体技術は過大評価されています

米国の専門家によると中国の半導体はインテルなど製品を模倣したもので、それを無数に並べて全体の性能を膨らませている

自動車に例えるとピストン1個だけの出力を測定し「1000気筒です」と申告しているようなもので、あのテストに意味はあるのかなと思います

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