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トルコシリア地震で支援される人とされない人の格差

シリアの建物には強度がなにもなく、自然に立っているだけ(崩壊した古城)

画像引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/70efa71dc1e70b37f47f661e0126a8fcb9f10955/images/000 2200年の歴史持つトルコの古城とシリアの世界遺産アレッポ城も崩落(中央日報日本語版) – Yahoo!ニュース

地震は不平等に人々を襲った

23年6日未明の4時ごろに発生したトルコ・シリア地震はなくなった人の合計が10日現在で2万人を越え被害が拡大している

震源地はシリア国境に近いトルコ内陸部で犠牲者はトルコ側が1万7406人、シリア側は3300人超、被害の出た範囲は300キロに達している

最初の地震は2月6日午前4時17分だったがM6~5級の余震が多数発生し、9時間後に95キロ離れたところでM7.5の地震も発生した

今ロシアが侵攻しているウクライナの南部に黒海があり、黒海の南にはアナトリア半島がユーラシア大陸から突き出ています

地震はアナトリア半島と大陸のプレートが数百キロに渡って動く事で発生し、最大2メートル動いたのが確認されている

半島付け根の地中海に近いイスラーヒエから内陸部ナラティアにかけての約230キロで強い揺れがあり、震源地はガズィアンテプの近くだった

地震直後に日本など70カ国以上の救助隊や支援機関がトルコ入りしたが、シリアに入国したのはロシア政府だけといわれている

そのシリアではアサド独裁政府が地震直後に反政府組織が支配する被災地域を航空機で爆撃したと報道されている

現地入りしたロシアについても過去に反政府地域の村を攻撃した事があり、今も救助をするという口実で何をやっているかわからない

2月9日に国連車両が初めてシリア入りしたがトルコとの国境付近が反政府地域にあたり、シリア政府は外国政府などによる救援を認めていない

トルコとシリアは国境を挟んで大きな差がありまず建物はトルコ側は張りぼてだが欧米風の近代的なビルが立ち並び、大都会という印象を受ける

実はトルコの近代ビルはすべて軽量ブロックや手抜き工事で建てられていて、揺れが強かった場所ではほとんどが倒壊した

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国民のために働かない政府

シリア側の建物は内戦中という事もあって地震前から空爆などで被災していて、構造もトルコ側の建物より弱かった

トルコ側のビルが崩れた後コンクリートが積み重なる「瓦礫」になったのに対し、シリア側のビルは崩れたピラミッドのような堆積物になった

トルコ側には外国の救助隊が居て重機があり市民らが下敷きになった人を探しているが、シリア側ではそうした活動はほとんど行われていないようです

支援物資が届けられるのもトルコ側だけでシリア側は反政府地帯のためシリア政府からの支援はまったく行われていない

シリア入りしたロシアのチームもおそらく政府軍支配地域で活動していてシリア北西部はさながら世界の果てのようになっている

アレッポなどの都市は2014年以前から政府軍などの空爆を受けていて、地震に関係なく多くのビルは破壊されて町は荒廃していました

反政府地域のアザズなど北西部では民間防衛隊の救助隊員が活動しているが、シリア政府からは攻撃されていて外国救助隊を妨害するシリア政府を批判している

トルコ政府も政府批判に利用されているとしてツイッターなどのSNSを遮断し利用できなくした事で混乱を拡大した

2011年の東日本大震災では携帯電話が不通でもツイッターは使えたため通信手段として使う人が非常に多かった

トルコの被災者もツイッターで通信しようとしたが政府が遮断した為、電話もネットもつながらなくなっている

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