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ネットテレビ急成長の終わり、乱立で過当競争になり黒字化困難

多くの人がアベマでW杯を視聴したが黒字化の見通しは立っていない

画像引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001385.000009728.html W杯全64試合無料生中継の「ABEMA」公認『サッカー・ワールドカップ2022観戦ガイド』発売!|株式会社世界文化ホールディングスのプレスリリース

地上波テレビは欧米では存在しない

2008年のリーマンショック以降ユーチューブの黒字化を先駆けにネットテレビへの参入が続き、メディア企業や既存テレビの多くも参入した

だがそうした新規ネットメディアの多くが赤字で日本ではワールド杯で人気だったアベマテレビがずっとサービス開始から赤字です

NHKが頑としてストリーミング配信を拒否する理由もここにあり、あんなつまらない日本の悪口だらけのテレビと望んで契約する人は居ません

日本のテレビ各局は独自のネット配信やユーチューブ配信をしているが、おそらくネット事業で黒字化したテレビ局は1社もない

地上波で放送した番組をケーブルテレビで有料配信している場合は、単純にコンテンツの使いまわしなので利益が出ているかも知れません

アメリカでは事情がかなり違い2010年にテレビ通販を除く地上波が有料化され、人々はケーブルテレビと契約するようになった

個別のテレビ局と契約するよりケーブルテレビで「100チャンネル2万円」などの契約をした方が安いからで、多くのチャンネルを見るには月1万円はかかる

それがネットフリックスなら広告なしプランで15ドル(最低限の広告は出てくる)で端末不要なので、ネットテレビ契約者が爆発的に増えました

日本ではまだ地上波テレビが無料なのを考えるとアメリカは3時代くらい先に進んでいて、先に多チャンネル時代も終わりを告げました

ネットフリックスやケーブルテレビで人気だったディスカバリー、ディズニー、パラマウントなどが次々に専門のネットテレビを開設した

今まではケールテレビの中のひとつのチャンネルだったのが、自分で独立したテレビ局になったのだがどれも経営的に成功していない

ネットフリックスは2022年に初めて加入者が減り後半は回復していたが、この分野の急成長も終わりつつあるのを多くの人が認識した

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テレビ視聴者は増え続けている

アメリカではケーブルテレビを見れるテレビを所有する家庭が49%と50%を割り込み、しかも回答者の4人に1人は6か月以内にケーブルテレビを解約すると答えた

アメリカ人は昔からデスクトップPCの保有率が高くネットフリックスなどはPCモニターで見れるので、コストが高いケーブルテレビが衰退しています

まして地上波を有料契約する人などいない訳で、ネットテレビを見るのに使う金額は月額10ドルから20ドルになります

こうした時代の流れに乗ったのが日本アニメで、今まで海賊サイトでしか視聴できなかったアニメを月額15ドル程度で見放題になりました

ケーブルテレビに比べてネットテレビはコンテンツの規制が緩く、字幕なら日本で放送されてすぐに外国でも視聴しているようです

ネットテレビにとってアニメが都合がいい理由は有名俳優や有名スポーツ選手が登場しないので、契約金を安く抑えることができる

例えば大谷翔平が移籍する契約金は10年600億円以上になると報道されているが、人気スポーツ程選手の契約金が高騰し放映権料も高騰しています

アニメにはそうした要素がないのでコストを抑えられ、元になるコンテンツは毎週大量に日本で放送されてネット配信に回ってくる

日本でもアメリカでも放送局のテレビ視聴率が低下しているが、実はネットを含めた「テレビ」の視聴時間は増え続けています

減ったのはテレビ局の視聴率だけで、ユーチューブやアベマやネットフリックスを「テレビ」と認めれば視聴は増えています

放送局のテレビは面白くないので視聴されていないのであって、多くの選択肢の中から地上波以外のテレビを視聴しています

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