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高齢者の事故が多いというデータはない、警察の実績づくりに利用された疑い

高齢者の事故が増加しているという事実が無い

画像引用:https://www.saga-s.co.jp/articles/-/819475 75歳以上運転、死亡事故増 21年全国統計 捜査ミス相次ぐ _ 行政・社会 _ 佐賀新聞ニュース _ 佐賀新聞

高齢者の実車試験

2022年5月に始まった高齢ドライバーの実車試験制度は、23年1月までに7万7000人以上が受験し合格率は89.6%だったと発表された

実車試験制度は過去3年間に信号無視や速度超過、逆走、携帯電話の使用など11種類の違反のうち一つでも違反があった75歳以上が対象となる

全国の教習所などで免許有効期限の6カ月前から繰り返し受けられるが、免許証期限までに合格しなければ免許証は失効します

実車試験対象者には警察から通知が届き検査手数料は1回ごとに3550円はらい教習所内で実際に車を運転してもらう

試験は一時停止、右・左折、信号通過など五つの課題が出され普通免許は70点以上、普通2種は80点以上で合格になる

車が段差に乗り上げた直後にブレーキを踏めない、一時停止ができていないなどの減点を受ける人が多く、反応が鈍くなる傾向がある

赤信号で停止線を越えると40点減点で試験中止となるが、免許証期限日までは何度でも試験を受けることができ一度でも合格すれば良い

自動ブレーキなどを備えた「安全運転サポート車」限定免許の制度も同時に始まったが取得した人はたった14人で存在すら知られていなかった

「安全運転サポート車」は新車で対象車種を購入する必要があり、軽自動車はないので価格は300万円以上となり利用するメリットが何もない

ちょっと前に2チャンネル創設者の”ひろゆき”氏が「そういうデータあるんですか?」というのが一部で流行語になりましたが、高齢者の事故が多いというデータがないのです

高齢者が運転する車がコンビニや歩道に突っ込んでいるという報道が連日されていたが、実際にはそうしたデータはない

高速道路の逆走に至っては20代の若者が最多で高齢者はそれより少ないというデータすらあり、何者かがそうしたイメージを植え付けた疑いが強い

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「高齢者の事故が増えている」というデータはない

75歳以上の免許保有者数は約513万人だが実際のところ高齢運転者による事故件数も、1万人あたりでみた事故発生率も減少している

75歳以上の運転者による年間死亡事故が最多だったのは平成26年(2014年)の471件だったが2020年はコロナもあって333件、2019年は401件だった

高齢者事故は減少しているのだが警察は「事故ゼロを目指す」として繰り返し高齢者の事故を問題視し、マスコミが大きく取り上げたので多くの人は高齢者の事故が急増したと誤認した

警察は高齢者に免許証返納を強要するなどしていたが近くに商店がないのに交通手段を奪われ孤立したなどの問題も起きている

代替手段として電動アシスト自転車があるが雨や雪では事実上使用できず、小型の電動モビリティは予想に反して普及していない

電動キックボードや電動自転車が合法化されるが、75歳以上の高齢者に向いた乗り物とは思えない

警察が事故ゼロを勝手に目指すのは良いが、ありもしない「高齢者事故の激増」を創作して交通手段を奪い代わりの交通手段がない人が大勢いる

筑波大学の研究によると運転を続けた人に比べて、運転を辞めた人が要介護になるリスクが2.09倍になった

車の運転をやめたことで活動量が落ち、意欲も筋力も体力も減退してしまったと分析されている

警察とマスコミが「高齢者の事故が増えている」と言うなら元になったデータを示すべきで、イメージだけで魔女狩りすべきではない

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