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欧州で日本式のエアコンやヒートポンプが増えている

ボイラーに代わって設置されたパナソニックのヒートポンプ

画像引用:https://froid-morineau.fr/froid-morineau-lexigence-de-lenergie/pompe-a-chaleur-panasonic/

欧州で夏の冷房革命

2022年の欧州は猛暑に襲われ最高気温はイギリスで40度、フランスは42度を記録し欧州全体で1万5000人もの人が暑さでなくなりました

そんな欧州で温暖化にともなって注目され近年需要が高まったのは日本式エアコンで、家全体を改造せず後付けできるのが評価された

イギリスやフランス北部やドイツは寒冷地なので暖房は全家庭やアパートに標準装備されているが、2000年以前は自動車のエアコンすら普及していなかった

1年に数日しか使わない冷房用エアコンに15万円出すくらいならその分安く買うか、他の事にお金を使う人が20世紀までは多かった

家庭でも例えばドイツには全家庭に暖房用ボイラーがあり家じゅう全て温まるが、逆に各部屋用の小さいストーブとかは普及していない

今まで欧州は気温30度を超えるのが年数日しかなかったので、エアコンを欲しい人もおらずエアコン未開の地になっていた

この10年ほどで真夏日や猛暑日が増え暑さで高齢者がなくなる事故が続出し、生存するためにエアコンを導入する人が増えた

アメリカや欧州のエアコンは富裕層向けの家全体を温めたり冷やすもので、新築時に組み込まないと後付けはできない仕様です

パリやロンドンやローマには古い建物が多いが、日本式エアコンは壁に通気用の穴を一つ空ければ設置できた

欧州で家全体を冷やす需要はなく高齢者が居る部屋だけとか、寝室や居間だけを冷やして電気代を抑えたい人が多い

欧州や中国では文化的な違いや治安からベランダがない事が多く、彼らは家の外壁にL字の支えをつけて室外機を設置している

日本式エアコンで圧倒的シェアを持っているのはダイキンで、三菱や東芝なども健闘しているが世界的にダイキンが売れています

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冬の暖房もヒートポンプ式に転換

欧州では冬はドイツのように一軒の家に一個の小型ボイラーがあり石油やガスなどで家全体を温める暖房が主流でした

だがCO2を多く発生するのとエネルギー価格上昇などで新しい暖房が求められ、白羽の矢が立ったのは日本式のヒートポンプ暖房でした

ヒートポンプの仕組みは分かり難いが基本的にエアコンと同じく電気で冷媒が反応し外気と室内気温の熱交換を行う

冷房なら外気を温めて室内を冷やし、暖房は外気を冷やして室内を温めるがエコキュートのように水を温水にするタイプもある

冬に暖房するにはたとえばマイナス20度とかの外気をもっと冷やして放出し、室内気温を上げるが外気温が低いと部屋が温まりにくいと言われている

欧州では2015年以前がボイラー式が100%近かったが、2030年代にはヒートポンプ式が50%に達すると見られている

その理由は環境の為と言うより燃料代が安く済むからで、熱効率が良いうえに一つの部屋だけ冷暖房するような使い方で節約できます

欧州は化石燃料を中東やロシアに握られているがヒートポンプのエネルギーは電気で、風力や太陽光などの電力を利用できる

電気で冷暖房するヒートポンプやエアコンは自然エネルギーと相性が良く、夏の一番暑い日は太陽光の発電量もピークになり曇りの日は発電量が少ないが気温も低い

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