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ロシアのメディアは政府が好む報道しかしない

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生放送で抗議するマリーナ・オフシャンニコワ

ロシア政府から狙われたジャーナリスト

22年3月14日、ウクライナ侵攻から3週間後にロシア国営テレビの生放送ニュース番組で侵攻に抗議した女性職員がフランスに脱出した

ロシア政府系テレビ「第1チャンネル」の元職員マリーナ・オフシャンニコワさん(44)は戦争に抗議するプラカードを持って後ろを歩いた

身柄を拘束され、モスクワの裁判所で3万ルーブル(約3万2000円)の罰金を科され一時ドイツに脱出したがロシアに戻り8月に再び路上抗議デモをして拘束された

釈放されたが体にGPS発信機を取り付けられていて裁判では禁固10年の判決がでる可能性があり、判決公判直前の昨年10月、ロシアから脱出した

判決予定日の数日前に弁護士から助言で脱出を決意し、監視カメラのチェック甘い金曜夜を狙って自宅から脱出した

その後オフシャンニコワさんは「国境なき記者団(RSF)」の手引きで7台の車を乗り継ぎ深夜に森を歩いて故郷を越えた

フランス到着後はロシアの追っ手による襲撃を避けるため、娘と一緒に各地を転々とし「命の危険を感じている」という

この人は有名人で女性だったため拘束されても優遇されていたが、モスクワなどの街頭デモで拘束された若者はこれほど幸運ではなかった

22年春ごろロシア各地で戦争反対のデモ行進が盛んで警察と衝突して拘束された人も多いが、ロシア政府は彼らを兵士として最前線に送った

囚人としてワグネル兵士にさせられ、1回限りの攻撃で突撃を命じられ「囮」としてウクライナ軍に歩いて前進させる

ウクライナ軍が攻撃したのを見てそのウクライナ軍を攻撃したり、ウクライナ側の砲撃場所を探知してりゅう弾砲を発射したりする

戦争反対のデモ行進に参加した男性のほとんどは兵士として出兵し、女性も兵士として招集された例があり安全ではない

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ロシア国内のジャーナリスト

ロシア軍に占領された南部のヘルソン市では占領後に市民がデモ行進をしてたが、鎮圧されて兵士にさせられたりロシアに送られたりした

ロシアはウクライナ人をロシアに移住させて1人1人孤立させ、ロシア人にしていく政策をとっている

子どもはロシアの学校の寮に住まわせてロシア人として教育し、ウクライナを憎んで攻撃的な人物になるように仕向ける

ロシアの仕組みは中国と似ているが違う点もあり、中国では国営や国家資格保有者以外は一切の報道が禁止されていて政府系以外のメディアは1社も存在しない

ロシアでは公式には報道は自由だが実際は政府が管理していて、政府批判になるような報道をすると逮捕されるか交通事故に遭います

そんなロシアの反政府メディアはウクライナ侵攻後はさらに締め付けが厳しくなったので、ロシアを脱出し外国からロシア語で発信している

ロシアの独立系オンラインメディア「Lenta.ru」のメンバーは2014年のウクライナ紛争後ロシアから脱出し、ロシア独立系メディア「メドゥーザ」を創設した

ロシア政府内部にメドゥーザの情報提供者がいて、反ロシア政府の立場からロシア人向けに情報を発信している

ロシアではツイッターやユーチューブやその他一切の西側メディアが遮断されていて、SNSで「戦争」という言葉を書き込んだだけで逮捕される

ロシアでは侵攻開始から半年で約5500のサイトが閉鎖され、500人以上のジャーナリストが国外に脱出し、残った人は廃業するか逮捕されるか政府が望む報道をしている

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